おはようございます!学猿(gakuzaru・がくざる)です。
今日も新しい大阪弁を覚えていきましょう!
前回のことば↓
かまへん(KAMAHEN)
今日の大阪弁は、
「かまへん」
です。
大阪弁の中でも使われることがとても多いことばです。
日本人はもちろん海外の方でも、大阪人と話したことがある人なら、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
人によっては、
「かめへん(KAMEHEN)」
という人もいますが、意味は同じです。
意味(meaning)
大阪弁の「かまへん」は、
「問題ない」
「構わない」
という意味です。
英語なら「No problem」ですね。
そして似ていますが、
「良いよ」
「大丈夫だよ」
という意味でも使います。
英語だと「OK」みたいな感じです。
例(example)
では、例文にいきましょう。
A.「遅れてごめんな!」(遅れてごめんね)
B.「かまへんで」(構わないよ)
謝って(あやまって)きた友人にたいして、「問題ないよ」「気にしないで」の意味で使っています。
A. 「充電切れてん、スマホ借りて良い?」(電話の充電が切れたの、あなたのスマホを貸してくれる?)
B. 「かめへんで」(良いよ)
スマホを貸して欲しいと頼んできた友人にたいして、「良いよ」「使って」と、許可(きょか)の意味で使っています。
違う時もある
「かまへん(かめへん)」は、大阪ではとてもよく使うことばですが、場面は限られますが、違う使い方をする時があります。
それは、こんな場面です。
A. 「うわっ!デカイ犬や!怖いわ」(うわっ!大きな犬だ!怖い)
B. 「大丈夫やって、かまへんから」(大丈夫だよ、かまないから」
この場合の「かまへん」は、噛む(かむ)を否定(ひてい)してる、「噛まない(かまない)」という意味で使っています。
「かまない」の「ない」の部分が方言で「へん」になって「かまへん」という変化をしています。
少しややこしいのですが、「かめへん」も同じく「噛まない」という意味で使います。
こちらは、「かむ」が「かめ」に変化した上に、「へん」と大阪弁の表現がついています。
ですので、「かめへん」の方が、より大阪弁の度合いが強いことばです。
「かまへん(かめへん)」は、とてもよく使うことばなので、しっかりと覚えておきましょう!
ではまた次回、別のことばを勉強しましょう!