おはようございます!学猿です。
ここまで前置きが長くなっていますが、今回からいよいよ本題に入っていきます。
あなたが自分自身で、投資・投機について決めらる人になるようになる第一歩です。
早速参りましょう!
前回の記事↓
合理的な行動を取る
僕が考える、投資や投機で取るべき正しい行動の源泉は、
「合理的な行動を取る」
ということです。
もっと言えば、
「合理的な行動を取り続ける」
です。
もっとしっかり過不足なく言えば、
「合理的だと思われる行動を取り続ける」
と言うことになります。
どこか分かったような分からないような感じがしますよね?
ここから深堀りしていきましょう。
目的
では「合理的」とはなんぞや?ということですが、
辞書で調べてみると、
「論理や道理にかなっているさま」
「能率的で無駄がないさま」
と、書かれています。
合理的とは基本的には、目的に対して無駄がなく、理屈にあっていることを言います。
「目的に対して無駄がない」というワードが出てきました。
それでは、投資・投機を行うor行わない、それぞれの目的は何でしょうか?
投資・投機を「行う」目的は、凄くシンプルに言えば、「利益を得ること」ですよね?
もっと簡単に言えば、「お金(資産)を増やす」ことが目的と言えます。
「投資を通して社会全体を知る」
そんな付加価値もあるかもしれませんが、ここはシンプルに参りましょう。
では、投資・投機を「行わない」目的は何でしょうか?
恐らくは、「お金(資産)を減らないこと」でしょう。
投資・投機を行えば、自分の持っているお金(資産)が減る可能性がある。
だからこそ、投資・投機などは一切行わない。
という考え方でしょうか。
投資・投機を行えば、お金(資産)が増えるかもしれないが、減るかもしれない。
これは紛れもない事実でしょう。
では、それぞれについて、「合理的(と思われる)行動」とは何でしょうか?
僕の主観100%ですが、僕が考える、「合理的(と思われる)行動」を述べてみたいと思います。
投資・投機を「行わない」
まずは、投資・投機を「行わない」方から。
こちらは、投資・投機を行うことで生じる、資産減少のリスクを避けることが目的でした。
確かに、金融商品などを一切買わずに、銀行に貯金だけをしていれば、預けたお金の「金額」が下がることは基本的にはないでしょう。
しかしがながら、現在我々が暮らす日本では、急激なインフレが進んでいます。
「インフレ」とは、物の値段が上がることです。
物の値段が上がるとうことは、お金の価値が下がるということに等しいです。
令和5年の今なら、ほとんどの日本国民が痛感出来るのではないでしょうか?
「何もしないとお金が価値が下がっていく」
ということに。
そもそも資本経済の世の中において、インフレは「正常」な流れです。
極端な話ですが、鉄道が開通した当初と、今とでは運賃が全然違います。
高度経済成長期と比べれば、ほとんどの製品・商品の値段は高くなっています。
凄く昔と比べれば、今の方が価格が高い。
コレは皆さんお分かりのハズです。
では、今、令和5年はどうかと言えば、日用品を始め、多くの物の値段が上がっています。
去年まで100円で買えていたものが、今は120円出さないと買えない。
去年まで100円で90g入っていた商品が、今は100円で75gしか入っていない。
そう、お金の価値は明らかに下がっています。
という事は、皆さんの銀行口座に入っているお金は、「金額」こそそのままですが、その「価値」は下がっているということです。
日本においては、デフレの時期が長く続いていました。
そこにきてここでの急激なインフレです。
急に、「生活が苦しくなった」と感じている人も多いと思います。
ここで主題に戻ります。
投資・投機を「行わない」という行動を取る目的(理由)は、お金(資産)を減らさないことだと仮定しました。
ですが実際には、「何もしない」ことで、お金の価値は下がっています。
それは、先に述べた通りです。
だとするならば、お金を減らさない為に「何もしない」ということは、本来の目的を達成していないということになります。
つまり、「合理的な行動」とは言えないのではないでしょうか?
銀行の金利が、インフレを吸収するぐらいあるのなら話は別ですが、普通預金の金利がせいぜい0.01%の現在では、その可能性は皆無でしょう。
僕が考える、投資や投機で取るべき正しい行動の源泉である、
「合理的だと思われる行動を取り続ける」
という観点から見ると、投資・投機を「行わない」という行動を取ることは、「合理的だと思われない行動を取っている」と考えます。
但し、コレは僕の考えです。
皆さんがこの意見を聞いた上で、自分のお金(資産)を減らさないことを目的として、投資・投機を「行わない」ということが、「合理的(だと思う)」根拠を、見出すことが出来ていれば別です。
ただ、「合理的(だと思う)」必要はありますよ。
「誰かが言っていた」
「何となく投資は怖いから」
「今はまだ生活に困っていない」
「元パチプロの言うことなんて信用できない」
これらには、何の合理性もありません。
合理的だというからには、その根拠が必要です。
目標に対して無駄がなく、理屈が通っている(と思われる)必要があります。
次回は今回の続きと、投資・投機を「行わない」ことに対して、合理的だと思われるパターンについて深堀りします。
今日のまとめ
・投資や投機で取るべき正しい行動の源泉は、「合理的だと思われる行動を取り続ける」こと
・投資・投機を「行う」目的は、シンプルに言えば、「お金(資産)を増やす」こと
・投資・投機を「行わない」目的は、シンプルに言えば、「お金(資産)を減らない」こと
・インフレが起こるのは自然
・インフレにより、今現在、お金の価値は下がっている
つづく