おはようございます!学猿です。

前回は、高校卒業後就職もせずフリーターになり、音楽で生計を立てることを夢見ながらもパチンコ屋さんに入り浸る日々を送っていたところまでを書きました。

(・・・改めて言葉にすると、我ながら酷い時間を過ごしたものだと思います)

今回はその続きです。

 

 

 

好きこそものの上手なれ

 

物心ついた頃から賭け事が好きだった僕が、パチンコにハマるようになったのは、ある種必然であり、王道だったかもしれません。

ですが「賭け事が好き」だからと言って、賭け事が上手=勝てるかと言えば、そうでもないことは前回も書いた通りです。

「好きこそものの上手なれ」

と言います。

スポーツや勉強、その他の趣味などにおいても、大体のことはこの諺どおりだと思います。

それで生計を立てられるようになったりプロになったり出来るかは別ですが、好きなことを続けていれば、大抵のことは上手くなっていきます。

長い期間泳いでいれば泳ぎが上手くなるでしょうし、タイムだって早くなるでしょう。

毎日楽器を弾いていれば、その楽器の演奏が上手くなるでしょう。

日々勉強していれば、語学だって上達するでしょう。

その程度やゴール地点に差はあれど、好きで続けていることであれば、上手くなることがほとんどです。

が!

ことギャンブルに関してはそうはいきません。

それどころか、勝っている人を見つけるのは難しいでしょう。

長年勝ち続けている人となれば、なおさら困難です。

「そもそも勝つために賭け事をしていない」

そういう方もいらっしゃるでしょうが、かなりの少数派です。

ギャンブルを好きで行う人は、「賭ける」という行為が好き+その上で勝ちたいと思っている人が大多数です。

ですが、望み通り勝てる人は多くありません。

ギャンブルで勝ち続けることは、かなり難しいと言わざるを得ません。

 

パチプロ日記

 

僕もその大多数の一人だったことは、前回書いた通りです。

それがその後プロとして7年間、月間無敗のまま引退するのはまだ先のお話。

高校を卒業してからしばらくは、使えるお金はほとんどパチンコ屋さんに落としてしまう日々が続いていました。

そんな「ただのパチンコ好きのお兄ちゃん」だった僕には、ある楽しみがありました。

それが、当時発売されていたパチンコ雑誌を読むことでした。

当時のパチンコ雑誌には、新しい台の情報や「ライター」と呼ばれる記者の方たちの記事などが載っていました。

その中で僕が最も楽しみしていた・・・というか、そこを読む為に雑誌を買っていたと言っても良いほど好きなコーナーがありました。

それは、田山幸憲さんが書かれていたその名もズバリ、

「パチプロ日記」

というお話でした。

これは、当時現役のパチプロであった田山さんがパチプロの日常描く、まさにパチプロ日記でした。

僕はこのパチプロ日記が大好きで、毎回読むのを本当に楽しみにしていました。

パチプロという、都市伝説的な存在の実情が知れること。

それ以上に、田山さんの文章に魅力を感じ、その世界に引き込まれるように読んでいました。

 

憧れ

 

前々回の記事で、「パチプロには案外高学歴の方が多い」と書きましたが、田山さんはその代表格。

田山さんが行っていた大学は、あの東京大学。

中退されいてるようですが、東大に入学できるだけで滅茶苦茶凄いことです。

学歴の高さと文章力が比例するとは言い切れませんが、田山さんの文章には本当に惹きつけられるものがありました。

そして、その日記を欠かさず読むうちに、僕の心の中にどこかパチプロに対する憧れのような気持ちが芽生えていきました。

つづく

 

 

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