おはようございます!学猿(gakuzaru・がくざる)です。
今日も新しい大阪弁を覚えていきましょう!
前回のことば↓
しゃあない(SHA-NAI)
今日の大阪弁は、
「しゃあない」
です。
このことば、聞いたことがあるでしょうか?
大阪(関西)の人以外はほとんど使うことがないと思います。
しかし、大阪人はほんとうによく使います。
使わない日がないのでは?というぐらいよく使います。
大阪弁をマスターするには、必ず覚えておきたいことばです。
意味(meaning)
大阪弁の「しゃあない」は、
仕方がない時、ものごとを諦める(あきらめる)時に使います。
「そうか、そういう事なら仕方がない」=「しゃあない」という意味です。
諦めの気持ちを表すことばですが、言い方や場面によって、ネガティブな雰囲気にもポジティブな雰囲気にもなることばです。
例(example)
では、例文にいきましょう。
A.「明日まで?そら無理やわ」(明日まで?それは無理ですね!)
B.「ほんまかぁ~、ほなしゃあないな」(そうかぁ~、じゃあ仕方がないね)
明日までにお願いしていることが、間に合わないと分かって、
「しゃあない」と、諦めていると同時に、その状況(じょうきょう)を受け入れています。
A.「すんません!僕のミスです」(申し訳ありません!私の失敗です)
B.「しゃあない、しゃあない、誰でも最初は失敗するもんや」(仕方ないよ、誰でも初めは失敗するもんだよ)
失敗の報告を受けた時に、「仕方ないよ、気にするなよ」と、励ます(はげます)意味を込めて使っています。
ちなみに、2回続けていることには意味はありません。
大阪人は、同じことばを2回続けることが多くあります。
「しゃあない!こうなったら一か八かや!」(仕方ない!こうなれば、思い切ってやってみるか!)
これは、あまり良くない状況の中、自分の気持ちを高めて、「よし!やってやる!」と、自分に気合いを入れるような意味で使っています。
A.「頼むわぁ~、もう〇〇さんしかいてないねん」(お願いします、もう〇〇さんしか頼る人がいないんです)
B.「しゃあないなぁ~、分かった分かった」(仕方ないな、分かったよ)
何かお願いごとをされた時、頼りにされた時に、前向きではないけれど、お願いされたことを承知(しょうち)している気持ちで言っています。
まとめ
「しゃあない」が使われる場面は非常(ひじょう)に多いです。
大阪人と話していれば、ほとんど毎日聞くことばでしょう。
大阪弁マスターには欠かせないことばなので、是非、覚えて下さいね!
ではまた次回、別のことばを勉強しましょう!