おはようございます!学猿(gakuzaru・がくざる)です。
今日も新しい大阪弁を覚えていきましょう!
前回のことば↓
えげつない(EGETUNAI)
今日の大阪弁は、
「えげつない」
です。
このことばは、聞いたことがない人も多いかもしれません。
大阪人も、毎日必ず使うことばでもありません。
ですが、使う機会がとても少ない訳でもありません。
知っていると、「大阪弁に詳しい(くわしい)人」と思われる。
そんなことばの一つです。
意味(meaning)
大阪弁の「えげつない」は、
「ひどい」
「ひどく悪い」
という意味で使われます。
基本的には悪い意味で使う時が多いですが、良い意味というか、「すごい」や「とても」をもっと強めた意味で使われる時もあります。
例(example)
では、例文にいきましょう。
「えげつないことするなぁ~」(ひどいことするなぁ~)
人や動物、物などを傷つけたり、壊したりしている様子を見たり聞いたりした時に使います。
人に対してであれば、身体(からだ)だけでなく、心を傷つけている場合にも使います。
基本的には、この使い方です。
・戦争の映像を観たとき
・こどもや動物が虐待(ぎゃくたい)されている様子を見たとき
・心ないことばを相手に言っている場面を見たとき
・建物(たてもの)や車など、物が激しく(はげしく)壊されている状態(じょうたい)を見たとき
etc
何か良くない、酷い場面を見たり遭遇(そうぐう)したりした時に出てくることばです。
「えげつない球投げるな」(もの凄い球を投げるな)
「えげつないシュートやな」(もの凄いシュートだね)
こちらはスポーツなどを観ている時に使います。
誰も打てないようなもの凄い球を投げた時。
誰も止められないようなもの凄いシュート打った時。
「これはめちゃくちゃ凄い!」
という意味で使っています。
「えげつない」がポジティブな意味で使われる、数少ないパターンです。
まとめ
「えげつない」は良い意味で使われることが少ないので、できれば、自分で使ったり聞いたりしない方が良いことばですが、大阪弁らしいことばの代表でもあります。
自分で使う必要はありませんが、聞いた時に意味が分かるようになっておくのも悪くありません。
ではまた次回、別のことばを勉強しましょう!