おはようございます!学猿(gakuzaru・がくざる)です。
今日も新しい大阪弁を覚えていきましょう!
前回のことば↓
じぶん(JIBUN)
今日の大阪弁は、
「じぶん」
です。
漢字で書くと「自分」ですね。
日本人でこの言葉を知らない人はいないでしょうし、日本語を勉強している多くの方も、早い段階(だんかい)で知る言葉の一つだと思います。
ではなぜここで「大阪弁」として取り上げるのか?
それは、使い方が少し独特(どくとく)だからです。
意味(meaning)
普通の日本語としての「じぶん」は、meという意味で使います。
「わたし」という意味です。
自分自身をさしている言葉です。
特におかしな点はありませんよね?
ところが大阪弁では自分を、
「あなた」
の意味で使う場合があります。
英語ならyouです。
大阪人全員が使う訳ではありませんが、使う人がとても珍しい訳でもありません。
普通に使われています。
同じ「自分」という言葉なのに、真逆(まぎゃく)の意味で使うのです。
少し専門的な言葉で申し訳ないのですが、「一人称」と「二人称」が同じ言葉なのです!
英語でいうなら、meが自分でありmeがyouでもあるのです!
訳が分かりませんよね(苦笑)
例(example)
「自分変わってんな」
(あなた変わってるね)
「自分かわいいな」
(あなたかわいいね)
意味としては「あなた」しかないので、特に難しいことありませんが、慣れていないとピンと来ないと思います。
日本人でも、一瞬(いっしゅん)「うん??」と、とまどう人も多いと思います。
ちなみに例文1を少し変えて、
「自分変わってるんで」
になると、「わたし、変わり者なので」と、「わたし」の意味になります。
覚えてもらえたら
「あたた」という意味で「自分」を使う人は、すごく多いという訳ではありません。
どちらかと言えば、年齢が高い人に多いと思うので、若い人だと出会う機会は少ないかもしれません。
ですが、これも大阪の文化の一つとして、覚えて貰えたらと思います。
ではまた次回、別のことばを勉強しましょう!