おはようございます!学猿です。
前回は、新しく国家資格となった「登録日本語教員」について、何故新たに国家資格として誕生したかについて、僕なりの意見を述べました。
今回は、登録日本語教員資格の有効性について述べたいと思います。
前回の記事↓
選択肢が広がる
前回、個人的な意見として、「登録日本語教員資格は、取れるものであれば取っておいた方が良い」と述べました。
今は日本語学校で教える気持ちがなくても、留学生に教える予定などがなくても、取れるものであれば取っておいた方が良いと考えています。
その最大の理由は、
「選択肢が広がるから」
です。
当然と言えば当然ですが、国家資格である登録日本語教員の資格を取ることで、日本語教師としての選択肢が広がります。
逆に言えば、資格を持たないことで選択肢が狭まるとも言えます。
最大のメリット
登録日本語教員の資格を取ることで生まれる最大のメリットは、これまでに申し上げている通り、お上が認定した教育機関で日本語を教えられることです。
これは資格がないと出来ないことですので、登録日本語教員の資格を持っていない場合は、これらの機関で日本語教師として働くことは出来ません。
これが最大にして現時点でハッキリしているメリットです。
有利に働くであろうポイント
最大のメリットは上記した通りですが、それ以外に明確に「選択肢が広がる」と言い切れるポイントは、今はありません。
ですが資格を持つことで、「恐らく有利に働くであろう」ポイントはいくつか考えられます。
◆採用の際に有利
留学生に教える以外にも、
・趣味として日本語を教える学校
・オンラインで日本語を教える
・家庭教師として日本語を教える
など、日本語を教えることが出来る場所はあります。
それらの場所で日本語を教えたいと思った時、条件として「登録日本語教員の資格を持っていること」を挙げてくるところは少なからずあると予想します。
これらはそれぞれの会社や人が決めることなので、法律的に教えることが可能でも、採用する側がNOと言えば採用して貰えません。
もし資格を持っていれば、採用される可能性を広げることが出来ます。
◆海外勤務でも役立つ可能性
日本語教師を目指す方の中には、将来的に海外で日本語教師として働きたい気持ちを持っている方もいらっしゃるでしょう。
その海外で活動する際にも、資格がないことで応募出来ない可能性はあります。
国家資格が出来る前までは、いわゆる「有資格者」という存在が日本語教師の中にはいました。
この有資格者であることが、応募の際の条件になっているところが国内では結構あったのですが、海外においても、同様であるところが見られました。
ですので、登録日本語教員資格は日本の国家資格ですが、海外においても、その資格を持っていることを条件にしてくる機関が出てくる可能性は十分にあります。
海外勤務や海外移住が視野に入っているのであれば、資格を持っていることで選択肢が広がります。
◆信頼が増す
国家資格が出来た以上、当たり前の話ですが、資格を持っている先生と持っていない先生が生まれます。
単純な話ですが、目の前の先生が資格を持っている方が信頼度は増します。
これは、その先生の力量や技量とは関係なく、資格の有無でそう判断される可能性があります。
今までは「ちゃんとした基準」がない状況でしたので、有資格者かどうかでめちゃくちゃ大きな差はなかったように思います(思うだけですが)
ですが国が定めた資格が出来た以上、持つものと持たざるもので、中身に関係なく心理的なふるいに掛けられる可能性は大いにあります。
つり合いが取れるか
結局のところ、資格は持っているに越したことはない。
それが僕の現時点での考えです。
後は、資格取得の為にかける費用と時間。
これが、資格取得後に受けられる恩恵とつり合いが取れるかどうかです。
言わずもがな、この点については個人差があります。
今日のまとめ
・資格を取ることで選択肢が広がる
・資格を持っていると、日本語教師として働くことが出来る場所が増える
・それは海外でも起こり得る
・自身の教師としての力量、技量と関係なく、資格の有無で信頼度が変わる可能性がある
※このブログ記事は、学猿が調べて汲み取った内容及び、個人的見解が含まれています
正確な情報を知りたい方は、必ず一次情報である文化庁の発表内容を確認して下さい
つづく