おはようございます!学猿です。
前回は、国家資格が出来たことにより少し宙に浮いた感がある日本語教育能力検定試験を、「もし余裕があるならチャレンジしてみるのが良い」という考えを述べました。
今回はその理由です。
前回の記事↓
三つの理由
前回、「ある程度条件が許すのであれば、日本語教育能力検定試験の受験を一考する価値はある」と書きました。
その理由としては大きく三つ。
①試験に慣れる
②楽に感じられる
③値打ちが上がる可能性
以上三点です。
①試験に慣れる
一つ目の理由は、
「試験に慣れる」
です。
国家資格取得の為に必須となる「日本語教員試験」は、今年初めて行われます。
過去に日本語教育能力検定試験を受けたことがない人にとっては、いきなり本番の試験を迎えることになります。
そこで、約一か月前に行われる日本語教育能力検定試験の出番です。
基本的に出題範囲が同じである試験を受けておくことで、試験に慣れることが出来ます。
試験というものは独特なものがありますので、その雰囲気に慣れておくことは、非常にメリットがあると思います。
個人差はあるものの、大抵の場合初見の対応よりも、二回目以降の方が緊張感が薄れるはずです(毎回緊張してばかりの僕が言うのも何ですが)
②楽に感じられる
二つ目の理由は、
「楽に感じられる」
です。
これは確定ではないものの、「日本語教員試験」は「日本語教育能力検定試験」よりも難易度が低いと言われています。
で、あるならば。
日本語教育能力検定試験を受験することは、より強い負荷をかける良いトレーニングになります。
マラソン選手が高地トレーニングと言って、酸素濃度の低い地域でトレーニングをするように、より難しい試験をクリアする為の勉強をすることで、本番の試験である「日本語教員試験」が楽に感じられるかもしれません。
「ヒット狙いの延長が合格」ではなく「ホームランの打ち損じが合格」作戦です。
・・・あんまりピンと来ない例えやな
③値打ちが上がる可能性
三つ目の理由は、
「値打ちが上がる可能性」
です。
二つ目までは「日本語教員試験合格」を考えた際、日本語教育能力検定試験受験が効果的であるという考えでした。
三つの理由はそうではなく、シンプルに日本語教育能力検定試験に合格しておくことに値打ちがあるというものです。
国家資格になったことで、今後は日本語教育能力検定試験を受験される方が減る可能性があります。
それはそうでしょう。
国家資格取得の為に必要なのは、それより難易度が低いとされる日本語教員試験合格なのですから、わざわざ難しい方を受験する方は少ないと思います。
経過措置対象になっている方であれば、ほぼ日本語教員試験だけを受けらるのではないでしょうか?
という事は、国家資格取得者の中に、日本語教育能力検定試験合格者が劇的に増加するという可能性が減少します。
言い換えれば、日本語教育能力検定試験に合格していることが、一つのステータスとまでは言わないまでも、ある程度の「値打ちを持つ」ようになるかもしれません。
だって、多くの方が日本語教員試験を合格して登録日本語教員の資格を得ている訳ですから、その上位互換とも言える日本語教育能力検定試験に合格していることに希少性が出てくる可能性は多いにあります。
(特に時間が経つにつれ)
全商簿記合格者と日商簿記合格者の違いみたいなものですね。
・・・これもあんまりピンと来ない例えやな
正直この三つ目の理由は僕の願望も入っていることは否めませんが、そこまで的外れな意見ではないかな?と思います。
まとめ
・日本語教育能力検定試験の受験を一考する価値はある
・理由①試験に慣れる
・理由②楽に感じられる
・理由③値打ちが上がる可能性
ただ何事にもプラスがあればマイナスもあるものです。
次回は、日本語教育能力検定試験受験のマイナス面も考察してみます。
※このブログ記事は、学猿が調べて汲み取った内容及び、個人的見解が含まれています
正確な情報を知りたい方は、必ず一次情報である文化庁の発表内容を確認して下さい
つづく