おはようございます!学猿です。
前回から、前職時に僕の考え方を大きく変えたある出来事(事件)について書いています。
今回はその続きです。
まさかの返答
新しく配属される店舗のエリアマネージャー(ここからNマネージャーとします)に、「白髪を染めてこないと仕事をさせない」と言われた僕は、何とか自分の気持ちをコントロールして、その場を後にしました。
ですが、自分に対する差別だと感じている僕は、到底納得することは出来ません。
そこですぐさま、本社の人事担当の部長に声をかけ、このNマネージャーから言われた内容を伝えました。
この部長とは、僕が本社時代に同じフロアで働いていたこともあり、十分に面識のある人物でした。
ちなみに、この部長をK部長とします。
僕はK部長に対して、Nマネージャーから髪の毛を染めてくるように命令されたこと。
そして、それが差別にあたると感じていることを伝えました。
勿論、Nマネージャーの発言を注意して貰い、僕が髪の毛を染めることなく、業務につけるよう言って貰う為にです。
ですが、K部長から返ってきた答えは、
「個人的に髪の毛を染める必要があるとは思わないけれど、Nマネージャーがそう言うのなら、それに従って下さい」
でした。
思ってもみない答えでした。
僕の中では、自分は間違っていない!
差別を受けている!
という気持ちしかなかったので、まさか、Nマネージャーの言葉を肯定されるとは思っていなかったからです。
そしてK部長は、「面倒なことには関わりたくない」と言わんばかりに、すぐさま席を外されました。
三人目も
僕がNマネージャーやK部長と話していた場所は、個室ではなく、他の従業員も普通に通る場所でした。
そこに、本社時代の直属の上司であるS主任がたまたま通り、声をかけてくれました。
僕はS主任に事の経緯を話しました。
するとS主任からは、
「何が嫌なん?髪ぐらい染めたらエエやん」
という言葉が出てきました。
・・・登場人物三人目も、Nマネージャーが髪を染めさせることに問題ないという認識です。
登場人物全員が
更に登場人物が増えますが、このNマネージャーには直属の上司として、K課長という人物がいました。
Nマネージャーは僕が営業所に異動してくることが決まった際に、K課長に、僕に髪を染めてくるよう伝えておくよう頼んでいたそうです。
ですが、K課長は事前に僕にそのことは伝えていませんでした。
そのことを知らなかったNマネージャーは、僕が言う事を聞かずに出社してきたと思ったようです。
その為、髪を染めることに対して、強い口調で命令してきたことが後から分かりました。
まぁ、どのような口調で言おうが、僕の認識としては「差別」なんですがね。
そしてこのK課長からも、Nマネージャーの言う通り、髪を染めてくるよう言われます。
K課長の口調はどちらかと言うと穏やかで、命令ではなく説得のようでした。
ですが僕は納得がいかないので、態度を保留しました。
そして、髪を染めてくるまでは出社してはいけないことが決まったので、僕は髪を染めてくるまで有給休暇の消化という形を取らされることになりました。
ここまでの登場人物4人。
Nマネージャー(染毛を指示してきた人物)
K部長(本社人事担当)
S主任(本社時代の僕の直属の上司)
K課長(Nマネージャーの直属の上司)
に加えてもう一人、NマネージャーとK課長の直属の上司、H部長という人物を加えた5人全員が、髪を染めてくるという指示は問題ないと判断し言及していました。
更に
誰一人としてNマネージャーが間違っていると考えないことに対して、僕は信じられない気持ちになっていました。
それと、ここまでくると、僕の中にも「自分が間違っているんだろうか?」という気持ちが芽生え始めます。
単なる僕のわがままなのだろうか?
僕がどこか意固地になっているだけなのだろうか?
と。
そしてこの後、更に僕の気持ちをへし折ることが起こります。
つづく