おはようございます!学猿です。

今回も、N1受験を控えた生徒さんと行ったオンラインレッスン記録の続きです。

前回の記事はこちらから↓

 

 

 

事件!

 

漢字の読みと穴埋め問題が終わると、次は言い換えの問題でした。

N1らしく、結構難しい問題が並んでいました。
中には、カタカナ英語を日本語に言い換える問題もあり、少々驚きました。
(ちなみに問題は、スケールを言い換えると? 1.方針 2.規模 3.目的 4.意義)

それでも僕自身が答えに詰まるような問題はなく、これなら最初のレッスンは無事に乗り切れると思っていたのですが・・・

事件は19問目に起きました!

恥ずかしながら言い換え問題の元の言葉が、パッと見て分かりません。

その言葉は、

「査与」

「さよ」と読むのだろうか?
調査して与えるのだから、何か報酬系の言葉だろうか?

そう考えたのですが、選択肢にそれらしい言葉がありません。

ならば!
問題文から答えを予測しようと試みました。

問題文は、

「この町のりんご産業の発展は、大野氏の"査与"によるところが大きい」

そして選択肢は、

1.貢献
2.援助
3.工夫
4.活躍

でした。

う~ん。
どれも当てはまりそうです。

「査与」という漢字からイメージしても、力を尽くして与えているから貢献?
いや、もっと直接的にお金を与えているから援助?

・・・考えても全く分かりませんでした。

 

打つ手なし

 

と、ここまで数十秒の出来事なのですが、このままでは当然いけないので、Pさんに分からないことを素直に伝えて、調べる時間を貰いました。

まずはインターネット。
ブラウザは立ち上げていたので、素早く調べます。

が。

「さよ」と打っても変換で出てきません。

読みが間違っていると思い、一文字ずつ漢字変換して検索してみました。

が。

「査与」という言葉が出てきません。

「査与 とは」
「査与 読み方」

など試してみましたが、全くヒットしません。

「ネットがだめなら」と、次は電子辞書で調べてみました。

が。

こちらでも該当する単語を見つけられませんでした。

・・・Pさんには大変申し訳なかったのですが、ここで打つ手なし。

「ゴメンなさい、分からないので後日の宿題にさせて下さい」

と、お詫びとお願いをしました。

Pさんは、

「全然OK!次の問題にいきましょう!」

と言ってくれましたが、僕の気持ちは激しく動揺し、また落ち込んでいました。

ちなみにですが、この言葉の解明は未だ出来ておりません。
加えて、問題の答えも分からないままです。

どなたかご教授頂ける方がいらっしゃいましたが、是非お願いいたします。

 

立て直して

 

「査与」の問題後、かなり気が動転してしまいましたが、講師が慌てていては生徒さんが戸惑ってしまいます。
まずはPさんに不安を与えないように気を取り直して授業を進めることに集中。

幸いなことに、以降の問題は全て説明可能なものばかりだったので、何とか立て直して授業は終了。

僕の初めてとなるJLPTレッスンは、何ともほろ苦いものになってしまいました。

生徒であるPさんからは、「学猿先生ありがとうございました!またお願いします」と言って貰えましたが、僕の心は晴れ晴れとはいきませんでした。

つづく

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事