おはようございます!学猿(gakuzaru・がくざる)です。
今日も新しい大阪弁を覚えていきましょう!
前回のことば↓
おもんない
今日の大阪弁は、
「かんにん」
です。
この言葉は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
この言葉も大阪弁の代表的な言葉ですからね。
意味(meaning)
大阪弁の「かんにん」は、
「ごめんなさい」
「許してください」
という意味です。
謝っている気持ちの大きさは、言い方や、前につく言葉によって変わります。
例(example)
では、例文にいきましょう。
※約束の時間に遅れて
A.「いやぁ~かんにん。道が混んでて」(ごめんなさい。道が混んでたから遅刻してしまいました)
約束の時間に間に合わず、人を待たせてしまったことについて謝っています。
この謝り方は、友だちや家族といった親しい人に対しての謝り方です。
「ごめんなぁ~」みたいな感じです。
妹.「お兄ちゃんっ!私のプリンどないしたんっ!」(お兄ちゃんっ!私のプリンが見当たらないけどどうしたのっ!)
兄.「かんにん、かんにん。うまそうやったから食べてしもた」(ごめん、ごめん。美味しそうだったから食べてしまったよ)
妹のプリンを勝手に食べた兄が、それがバレてしまい妹に謝っている場面です。
謝り方としては軽く、本当に悪いと思っているか疑問です。
A.「今回の契約は白紙にしてください」(今回の契約はなかったことにしてください)
B.「えっ!そんな急に言われても困ります!ホンマかんにんして下さい!」(そのような事を急に言われても困ります!考え直して下さい!)
この場合は「ごめんなさい」ではなく、許して下さいに近い意味で使っています。
「急な契約解除は困る→そのような困った状況になることは許してほしい→考え直してほしい」
少し難しい使い方ですが、「自分が困った状況になることを避けたい=かんにんして」は、よく使います。
まとめ
「かんにん」は大阪弁の代表的な言葉の一つです。
友人や家族との会話などでは特によく使います。
身近な人との会話でよく使うということは、日常的によく使うということです。
しっかり身につけて、大阪人との会話を楽しんで下さいね!
ではまた次回、別のことばを勉強しましょう!