おはようございます!学猿です。

前回は、退職して時間が出来たものの、日本語教師になることは考えていなかったはずなのに、職業訓練コースの中に「日本語講師養成科」を発見して、一気に気持ちが盛り上がったところまでを書きました。

 

 

今回は、その続きです。

 

 

応募者多数

 

 

失業者(及び求職中の方)が、再就職を目指して技術を身に付けられる様、さまざまな職業訓練コースが設けられています。

提供される訓練内容は、簿記やプログラミング、医療事務やwebデザインなど多岐にわたります。

それに、期間もバラバラです。

そんな中で見つけた日本語講師養成科。

僕はすぐさま手続きに入りましたが、ここで担当の方から少し残念な情報を聞かされます。

それは、日本語講師養成科が毎回かなり応募が集まる人気のあるコースだということでした。

せっかく見つけたコースでしたが、面接に通らないと、そもそも受講させて貰えない。

そしてそのライバルが多い。

実際に僕が面接受けさせて頂いた回でも、定員30名に対して、100数十名の応募があったと聞きました。

なかなか厳しい確率です。

ハローワークの担当の方からは、

「とにかく、再就職へ強い意志があることを伝えて下さい!学校は、学猿さんが日本語教師になれるかを見ているのではなく、訓練終了後(若しくは受講中)に、職種に関わらず、就職出来る人材かどうかを見ています」

と、言われました。

この時点でかなり厳しいと思いました。

なんてったって、こちとら「高卒・アラフィフ・元スロプロ」です。

強調材料が皆無に近いキャリアです。

学歴や年齢がどういった判断になるかは分かりませんでしたが、特に学歴の部分がかなりマイナスに働くのでは?と予想していました。

日本語講師養成科のコースを見つけた時の高揚感は失われ、どこか諦め半分の気持ちで面接の日を迎えました。

 

 

手応えなし

 

面接当日。

ビシッとスーツを着て面接に挑みました。

面接を受ける人数は時間ごとに区切られていた為、それほど多くの人数が集まっている訳ではありませんでした。

女性比率が圧倒的に高く、男性は数える程度しかいなかったように思います。

そんな中緊張しながら順番を待ち、いざ自分の番に。

氏名を名乗り挨拶を済ませると、面接官からの質問がありました。

聞かれた内容は、

「日本語講師養成科を受講しようと思った動機」

「再就職に対する考え(日本語講師以外考えていないのか?訓練中に良い勤め先があれば退校して働くか?訓練終了後は、どのように就職活動をしていくか?)」

を、聞かれました。

それらの質問に答えると、あっ!と言う間に面接は終了。

時間にして僅か3分弱だったと思います。

カップラーメンすら作ることが出来ない程の時間の短さに、流石に「早過ぎる」と感じました。

僕より前に面接を受けていた方は、大体5分程度は時間を使っていましたし、中から談笑する声が聞こえてくる方もいらっしゃました。

あまりの淡泊さに呆気にとられるほどアッサリ終わってしまった面接に、僕は全く手応えを感じずに帰路につきました。

 

 

まさかの

 

面接に全く手応えを感じなかった僕は、とりあえず、帰宅後は就職活動に専念しました。

合否を待っている間、何もしない訳にもいきませんし、かと言って、日本語講師になる為の勉強をするのもしっくりこなかったからです。

妻にも面接の時の状況は伝え、受講できなかったら、早めに再就職先を見つけると言っていました。

 

そうして結果を待つこと約三週間。

遂に、結果通知の封書が届きました。

薄過ぎる封書に「やっぱりダメだったか・・・」と思いながら、中身を確認すると、まさかまさかの合格!

本当にダメだと思っていたので、この時は嬉しい感情よりも、驚きの感情の方が強かったです。

喜びと同時に、

「面接官の方は、一体僕のどこに再就職出来る人間だという可能性を感じたんだろう?」

と、大きな疑問が湧いてきましたが、そんな事はさておき、とにかく、晴れて日本語講師養成科の受講が決まりました!

 

・・・その4へ続く

 

 

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