おはようございます!学猿です。

前回は、宝くじの良い点について書きました。

 

 

今回は、宝くじのマイナスポイントを書いていきます。

 

控除率

 

宝くじのマイナスポイント一つ目は、

「控除率が高い」

です。

いきなり、聞いたことがない言葉から始めて申し訳ありません。
ですが、宝くじを知る上で避けて通れないのでご容赦下さい。

「控除率」とは簡単に言うと、そのゲームを主催している側が取る「手数料」のようなものだと思って貰えればOKです。
少し俗っぽい言葉で言うと、「テラ銭」とも言います。

控除率が高くなる=胴元(主催者側)の取り分が多くなる=参加者の取り分が少なくなる。
このような図式になります。

宝くじの場合、この控除率がかなり高い値に設定されています。
その割合は何と約55%!

これは、1,000円の売り上げがあった場合、550円を宝くじを販売した主催者が受け取り、残った450円を当選者で分けるということを意味します。

この控除率の高さは、現時点で日本においてはワースト1です。

ちなみに、totoをはじめとするスポーツ振興くじが約50%(これも極悪な数字ですが)

競馬・競艇・競輪・オートレースといった、いわゆる公営ギャンブルは約25%です。

宝くじがいかに「勝ちにくい」ゲームかイメージ出来たと思います。

同列で論ずるのは間違っているのを承知で書くと、銀行のATMで1,000円引き出すのに、手数料を550円取られているようなものです。

勿論、銀行のATMで自分のお金を引き出しても、数千万の当選金が当たる可能性は皆無であり、並べて話すの間違いだと分かっていますが、印象としてどうでしょうか?

「めっちゃ嫌」じゃないですかね?

それほど宝くじは購入者にとって、厳しい設定で運営されているゲームなのです。

 

運否天賦

 

宝くじのマイナスポイント二つ目は、

「完全に運任せであること」

です。

これは、まさに文字通りです。

鬼のように高い控除率のカベを乗り越えて、何とか高額当選を掴みたい訳ですが、宝くじの当選確率を高める合理的に説明出来る方法は、残念ながらありません。

厳密に言えば、「当選確率を高めるだけ」なら、数多く買えば買うほど、当たる確率は上がります。
ですが、当たる確率が上がるだけであって、儲かる確率が高くなる訳ではありません。

「あの宝くじ売り場は一等当選の数が多い」
「あの宝くじ売り場の店員さんの名前は、縁起の良い名前(例えば、大黒さんや恵比寿さん)だから当たりやすい」

こんな話を聞いたことがある人はいらっしゃっるでしょうか?

このような理由を根拠に宝くじを買うことを、僕は否定しません。
楽しみや夢を買うと言った娯楽として宝くじ買うのは、勿論、個々人の自由だからです。

ですが、売り場の高額当選が他より多い(単に売れる枚数が多いだけです)や、店員さんの名前が縁起が良いお名前だからという理由が、合理的に宝くじの当選確率を上げることに繋がらないのは、一般的に考えればお分かり頂けるでしょう。

 

知識介入・技術介入

 

他のゲームには、プレイヤーの考え方や行動で、的中率や回収率を上げることが可能です。

例えば個別銘柄の株の購入であれば、どの会社の株を買うか(売るか)を、財務諸表の数字などを確認して判断することが出来ます。
FXにおいても、どの通貨ペアを買うか(売るか)を、自分の判断基準で決めることが出来ます。

公営ギャンブルや、パチンコ・パチスロなどもそうです。
他人と差をつけて、勝ち組と言われる存在なれることは、少なくとも四半世紀前のパチスロ界であれば割と簡単に達成できたのは、僕自身の存在で証明出来ます。

このように他のゲームには、知識や技術で、控除率を埋めることが出来る可能性が秘められています。

ちなみにこれらを、「知識介入」や「技術介入」と言った言い方をします。

この、「知識介入」や「技術介入」が一切効かないことが、宝くじ最大の弱点です。

たとえ鬼のように控除率が高くとも、それを埋めてなお上回るだけの介入要素さえあれば、何とかなる可能性はあるのですが、宝くじの場合はその手段がありません。

この「完全に運任せ」という点が、宝くじ最大の弱点です。

 

今日のまとめ

 

宝くじのデメリットは、

・控除率が高過ぎる(55%)

・介入要素が全くない(完全に運任せ)

つづく

 

 

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