おはようございます!学猿です。
前回は、日本語講師養成科に入校し意気揚々と勉強を始めたものの、学ぶ内容が自分の希望とは違っていた(当時はそう思えた)為、徐々にモチベーションが下がってきたところまでを書きました。
今回は、その続きです。
ガイシ検定
モチベーションが多少下がったとは言え、訓練学校を辞めようと思ったり、休みがちになったりした訳ではありませんでした。
学校には毎日行っていましたし、授業も真面目に聞いていました。
そんな、自分自身の中では何とも言えない状況が続く中、学校が始まって1ヵ月と少し経った頃に、授業をして下さっていた先生から面白い情報を得ました。
それは「外国人実習雇用士検定」(通称ガイシ検定)なる資格があることでした。
この検定のホームページにはこう記されています(以下、引用)
「定義」
当検定は、検定合格者が外国人材を法律に基づいて受け入れ、外国人材にかかわる実務を適正におこなうために必要な知識を習得したことを認定するものです。
「目的」
外国人材にかかわる運営や業務に必要な法的・実務的知識を習得した実習雇用士を育成することにより、日本での外国人材の活用が適正になされることを目的とします。
ざっくり言えば、外国人材を法に則って正しく受け入れ、正しく活用していく為に必要な知識を問う試験という感じでしょうか?
僕はこの話しを聞いた時、ある考えが芽生えました。
それは「外国人材の受け入れや斡旋をしている会社に就職し、この資格を取り、空いた時間にオンラインで日本語教師をする」
というものでした。
本業と副業の親和性も極めて高く、自分のやりたかった日本語教師にもなれる。
僕は俄然、テンションが上がりました。
就職活動
僕は入校する前も、入校してからも、気になる求人があれば応募していました。
しかし、ガイシ検定の存在を知ってからは、外国人材の受け入れや斡旋をしている会社に絞って応募することにしました。
学校が見つけてきてくれた求人や、転職サイト、転職エージェントの求人も、それらに関連する会社のみを集中してピックアップしました。
そして、この行動を始めた時から、2022年度の日本語教育能力検定試験を受験をしない考えになっていました。
理由は、ガイシ検定の勉強を優先的にしたかったからです。
この時点(2022年7月)で直近のガイシ検定の試験は10月19日。
2022年度の日本語教育能力検定試験は10月23日。
二つの試験勉強を同時にすることは、僕には不可能です。
再就職のことを考えても、ガイシ検定を優先するべきだと考えました。
道が拓けない
ガイシ検定の受験。
外国人材を受け入れる企業への就職活動。
この二点に標準を絞った僕は、一気に動き出しました。
勉強の方は、日中は日本語講師養成科の授業を受け、空いた時間でガイシ検定の勉強を始めました。
就職活動の方は、学歴や年齢の条件を満たしている会社を見つけたら、全て応募していきました。
この時点でもし再就職先が決まっていたら、僕は日本語講師養成科を退校して就職していたと思います。
そして10月には、ガイシ検定を受験していたことでしょう。
・・・が、その道は拓けませんでした。
どれだけ応募しても、書類が全く通りませんでした。
「高卒・アラフィフ」でもかなり不利なところに、「元スロプロ」が乗っかってしまっては、当然と言えば当然の結果です。
(履歴書及び職務経歴書に「元スロプロ」と記載してました)
コレも、自分が行動してきたことに対する答えの一つです。
現実は、受け入れる他ありません。
ただ、行動を起こしてまだ数週間。
就職活動はまだ続く訳ですから、ここで諦める必要はまだありません。
ですが、ここでまた少し決断が必要となります。
それは、ガイシ検定と日本語教育能力検定試験。
どちらを受験するか?です。
一度はガイシ検定の受験を決めましたが、動いてみた手応えからは、ガイシ検定の資格が活きる会社への入社は難しそう。
それならば、やはり日本語教育能力検定試験を、ダメ元でも受験する方が良いのではないか?
僕は大いに迷うことになりました。
願書
ガイシ検定を受けることをこの時に決める必要はありませんでしたが、日本語教育能力検定試験の受験をどうするかは、早く決めなければいけません。
2022年度の日本語教育能力検定試験の願書提出期限は、8月1日(消印)まででした。
どちらの試験を受けるか迷っていたこの時は、既に7月後半。
もし、日本語教育能力検定試験を受験するのであれば、早く決めなければなりません。
ですが、僕はなかなか答えを出せずにいました。
そんな時、あるちょっとした出来事から、事態が少し動きました。
ある日の学校の休憩時間に、クラスメートから、
「学猿さんはもう願書買った?○○さんが願書買ったけど受験しないことにしたそうだから、まだならあの願書を使ったら?」
と、声を掛けて頂きました。
この時僕はまだ願書を買っておらず、「受験するなら買いに行かないとなぁ~」と、ぼんやり考えている状態でした。
声を掛けて頂いた時も「おっ!買いに行く手間が省けてラッキー!ありがとうございます!」とノリノリになった訳ではありませんでした。
ですが「迷う」ということは、何処かで、日本語教育能力検定試験の受験が頭にある状態ではあったのでしょう、
「そういう事なら」
と、ある種流れに任せて、その願書を譲って頂くことにしました(お金はキチンと払いました!)
「願書を買う」
という行動を取った以上、提出しないというのおかしな話です。
7月29日。
願書提出期限直前になって、ようやく日本語教育能力検定試験の受験申し込みを行いました。
・・・その6へ続く