おはようございます!学猿(gakuzaru・がくざる)です。
今日も新しい大阪弁を覚えていきましょう!
前回のことば↓
あんじょー(ANJYOO)
今日の大阪弁は、
「あんじょー」
です。
正直(しょうじき)なところ、少し古い言葉です。
若い人はあまり使わないでしょうし、意味が分からない人もいるかもしれません。
ですが、「THE大阪弁」という言葉ですので、ご紹介したいと思います。
意味(meaning)
大阪弁の「あんじょー」は、
「うまく」
「じょうずに」
「しっかり」
「ちゃんと」
という意味で使われます。
ただ、「あんじょーやな」=「じょうずだね」というような使い方はしません。
(名詞的な使い方はしないという意味です、基本的に動詞として使います)
例(example)
では、例文にいきましょう。
A.「明日テストやねん」(明日テストなんだ)
B.「あんじょーいきますように」(うまくいきますように)
Good luck的な意味で使っています。
何かこれから起こる出来事が、うまくいく、良い結果が生まれるようにと願いを込めています。
※何か物を作ったり、料理などをしている時に、
「そこ、あんじょーやってな」(そこ、ちゃんとやってね)
この場合の「ちゃんと」というのは「ていねいに」という意味です。
何かを作る時に、特に大事な工程でミスをしないように、うまくやって欲しい時に使います。
この場面では、「うまくやって」「ていねいにやって」「しっかりやって」「ちゃんとやって」、全ての意味を含みます。
A.「明日バイトの面接やねん」(明日バイトの面接なんだ)
B.「あんじょーやりや」(うまくやってね)
例1と似た場面です。
こちらは、Take it easyのニュアンスで使っています。
「うまくやってね」・「じょうずにやってね」・「しっかりやってね」・「ちゃんとやってね」と、全ての意味を含みます。
ですが、力を込めて「絶対に失敗してはいけないよ!」という感じではなく、「力を抜いて、全力を出してきてね」という励まし(はげまし)の意味が強いです。
まとめ
「あんじょー」は、大阪人の中でも、使う機会が減っている言葉です。
僕は今50歳ですが、それでも普段自分が使うことはありません。
言われれば意味は分かりますが、自身で口にすることはありません。
ですが「あんじょー」は、大阪人の気質とういか、温かさを感じられる言葉の一つです。
このまま死語(しご)となって、消えていくのは少し寂しい(さびしい)気がしますので、ここで取り上げてみました。
もし良ければ、どこかのタイミングで使ってみて下さい。
若い人たちには伝わらないかもしれませんが(苦笑)
ではまた次回、別のことばを勉強しましょう!