おはようございます!学猿(gakuzaru・がくざる)です。
今日も新しい大阪弁を覚えていきましょう!
前回のことば↓
えげつない
今日の大阪弁は、
「えげつない」
です。
これは使うことが多い言葉です。
基本的には悪い意味で使うことが多いですが、良い意味で使うこともあります。
意味(meaning)
大阪弁の「えげつない」は、
「ひどい」
「悪い」
という意味が基本です。
こちらは悪い意味です。
良い意味で使うと、
「凄い」
という意味です。
いわゆる形容詞(イ形容詞)なので、使う機会が多いです。
良い意味か悪い意味かは、その文脈(ぶんみゃく)によります。
例(example)
では、例文にいきましょう。
※車の事故現場を目の当たりにして
A.「・・・えげつないな」(・・・ひどい状況だな)
事故の現場を見て、そのあまりにひどい状況に言葉を失っている。
そんな中ポツリと出た言葉ですが、この「えげつないな」の一言で、その事故がとてもひどい事故であったことが分かります。
A.「あの子の髪型、全然似おてへんやん」(あの子の髪型、全然似合ってないよね)
B.「そんなえげつないこと言いなや」(そんなひどいこと言わないでおきなさい)
例1と比べると日常の風景ですが、こちらの使い方の方が多いでしょう。
「えげつないなことを言う」=「ひどいことを言う」
です。
相手に直接言う時もあれば、陰口、悪口のようにひどいことを言う場合もあります。
どちらにしても、人に対して「えげつないこと」を言うのはやめましょう!
※野球を観ていて
A.「あのピッチャー、ほんまえげつない球ほうるわっ!」(あのピッチャー、本当にすごい球を投げるなっ!)
「えげつない球」=「すごい球」
です。
バッターがとても打てそうもなすごい球のことを、大阪弁では「えげつない球」と言います。
まとめ
「えげつない」は、よく聞く言葉です。
どちらかと言うと男の人の方が使うでしょうが、女の人が使うこともあります。
どちらかと言うと年齢が高い人が使うことが多いですが、若い人も使います。
使われる場面も広い言葉ですので、ぜひ自分でも使えるようになって下さいね!
ではまた次回、別のことばを勉強しましょう!