おはようございます!学猿(gakuzaru・がくざる)です。
今日も新しい大阪弁を覚えていきましょう!
前回のことば↓
~さかい
今日の大阪弁は、
「~さかい」
です。
この言葉は前々回の「~がな」と同じように単語ではなく、ほかの言葉の最後につく接尾辞(せつびじ)的な言葉です。
大阪弁らしい大阪弁ですが、若い人はあまり使わない、古い言葉かもしれません。
ですが、40歳以上の男性がよく使う言葉ですので、自分で使わなくても、聞いた時に意味が分かるようにしっかりマスターしておきましょう。
意味(meaning)
大阪弁の「~さかい」は、
「~から」
「~ので」
「だから」
という意味です。
これだけだと分かりにくいと思います。
例文で確認していきましょう。
例(example)
では、例文にいきましょう。
※母親が出掛けようとしている子供に
母.「あんた、今日は雨やさかい、傘持って行きや」(あなた、今日は雨が降るから、傘を持って出掛けなさい)
子供.「は~い」
天気予報では今日は雨。
今は降っていないけれど、雨が降る予報が出ている。
「雨が降るから」→「雨やさかい」
です。
※友人の家に遊びに来ている時に
A.「そない急いで帰らんでも、もう少しゆっくりしっていってや」(そんなに急いで帰らなくても良いじゃないですか、もう少し私の家にいて下さいよ)
B.「いやいや、今日は嫁はんが家で料理作って待ってまんねん。ほな電車の時間もあるさかい、この辺で」(いえ、今日は妻が家で料理を作って待っているんですよ。では、電車の時間が迫っているので、帰りますね)
この「さかい」は理由を話した最後につけています。
「電車の時間が迫っているので」の、「ので」の部分が「さかい」です。
汗をかいたさかい、シャツを着替える。
体調が悪いさかい、病院に行く。
気分がええさかい、皆にごちそうする。
全て前に理由があって、「だから」という意味で使っています。
まとめ
大阪人の中でも50歳以上の男性であれば、かなりよく使うのが「~さかい」です。
古い言葉ではありますが、今でも日常で聞く機会はあると思います。
皆さんが積極的に使う必要はありませんが、大阪の人に、
「自分えらい大阪弁が上手やなぁ~」
と言われた時に、
「いや、大阪弁が好きで大阪弁を勉強してるさかい」
と返せば、相手の大阪人が喜んでくれること間違いなしです!
ではまた次回、別のことばを勉強しましょう!