おはようございます!学猿です。
前回は僕が日本語教師を目指そうと思ったきっかけや、やってみたい理由を書きました。
今回は、ここまでの道のりについて書きたいと思います。
断念
今から2年半ほど前(2020年7月頃)に興味を持った日本語教師という仕事ですが、その時は断念しました。
理由は「ハードルが高かった」から。
ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、日本語教師になる為に、公的な資格は必要ありません。
自分自身で日本語教師を名乗って教えることは可能ですし、学校やオンラインのプラットフォームによっては、何の資格がなくても採用される可能性はあります。
とは言え、現実的に考えれば、現在「有資格者」として認められている、
①4年制大学若しくは大学院で、日本語教育を主専攻若しくは副専攻で修了
②4年制大学卒業(学士を取得)+文化庁認定の420時間の「日本語教師養成講座」を修了
③日本語教育能力検定試験に合格
以上、3つの条件の中のどれかを満たす必要があります。
高卒の僕に残されているルートは現実的には2つ。
一つは、通信制の大学で学士を取り、420時間の養成講座を受講する。
もう一つは、日本語教育能力検定試験に合格する。
です。
僕は2年半前に興味を持った時に、放送大学と大手前大学のパンフレットを取り寄せ、入学を検討しました。
放送大学を卒業することで、学士を取得出来ます。
学士取得後に420時間の養成講座を修了すれば、条件を満たすことが出来ます。
大手前大学の方は日本語教員養成課程があるので、卒業後に420時間の養成講座を受講する必要がありません。
その分放送大学に比べて費用はかかりますが、段階を踏む必要がありません。
二つのルートを検討した結果は、冒頭に書いた通り「断念」でした。
最も大きかったのは、時間の捻出でした。
当時僕はパチンコ店で勤務していましたので、休みが不定期でした。
また、業界水準から見れば休日は多い方でしたが、それでも月に7~8日が基本と、休みも少ない。
それに、早番・遅番というシフト勤務でもありましたので、どうしてもスケジュールが組みにくくなります。
「やってやれない事はない!」
とも思いましたが、勢いだけで飛び込む程の勇気がありませんでした。
今思えば、この時は、そこまで日本語教師になりたい気持ちが強くなかったのかもしれません。
加えて、体力的な心配もありました。
パチンコ店での勤務は体力勝負な面があります。
既にアラフィフに差し掛かっていた僕にとっては、空いた時間を勉強にフルに充てて、無事に学士の取得や日本語教師の有資格者になれる自信がありませんでした。
以上のような考えから、この時は、日本語教師への道を断念しました。
日本語教育能力検定試験
学士を取って、420時間の養成講座を受講するルートが駄目ならば、「日本語教育能力検定試験合格」という道を目指せば良いのでは?と思われるでしょう。
ですが、この時の僕にはその考えはありませんでした。
検定試験の内容を詳しく精査した訳ではありませんでしたが、
「紙の試験に合格しても、教える技術やノウハウが身に付く訳ではない」
と、考えていたからです。
今思えば、我ながらなかなかに見当違いな考えだと思いますが、この時はそう考えてしまいました。
ただここでもやはり、日本語教師への情熱がそれ程でもなかったのが原因かもしれません。
諦めた
一度断念した後は、少しは興味というか気持ちがどこかにあったものの、ブログやYouTubeを観てみたり、本を買って読んでみたりなど、いつでも簡単に出来そうな行動すら起こすことはありませんでした。
そうこうしているうちに、
「やっぱり自分には縁がないのかもしれないな」
と、何のチャレンジもしないうちから、勝手に自分でフタをしてしまい、やらない(出来ない)理由をつけて、諦めてしまいました。
そして、そのまま時間だけが流れていきましたが、そこから1年8か月程経った2022年3月に転機が訪れます。
この転機をきっかけに、僕は再度日本語教師に興味を持ち始めます。
・・・その2へ続く