おはようございます!学猿です。
前回は、東京の営業本部長が動いてくれたお陰で事態が一気に動き、僕の希望通り髪を染めなくて良くなったところまでを書きました。
今回はその続きです。
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疲労困憊
本部長の鶴の一声で、長く続いた染毛事件は解決に至りました。
僕は髪を染めなくても良くなり、今回の事件に関わった数人の役職者には多少の処分が下りました。
終わってみれば、僕の言い分がある程度通った形ですが、正直な気持ちを言えば、あまり嬉しい気持ちではありませんでした。
髪を染めなくて済むことは諸手を挙げて喜べますが、今回の事件に関わった人たちの言動や行動を考えると、それほど喜ばしい気持ちで一杯という訳にはいきませんでした。
この争いが終わった時、僕は疲労困憊。
精神的にかなり疲れた状態になっていました。
そんな僕を見かねた当時の彼女(今の妻)が、僕に、
「少しまとまった休みを取った方が良いよ」
と、アドバイスしてくれました。
そんな考えは全くなかった僕でしたが、言われてみればその方が良いと思い、僕の話に真剣に耳を傾けてくれたT店長にしばらく休みを取りたい気持ちを伝えました。
T店長は僕の気持ちもを理解して下さり、周りの社員やスタッフへ極端に負担がかからないことを条件にOKを出してくれました。
冷静にゆっくりと
頂いたお休みは10日間。
公休と有給休暇を組み合わせる形で休ませて頂きました。
休みの間は何も考えず・・・とはいきませんでしたが、冷静にゆっくりと考えることが出来ました。
僕はこの休みの間に、今回の事件のことを振り返りました。
自分の発言や行動。
僕の気持ちや考えと全く違う思考を持った役職者の方々。
今回の一件を外から見ていた他の社員やスタッフの人たち。
僕の気持ちを理解して行動してくれた、営業本部長とT店長。
そして、僕を支えてくれた当時の彼女。
本当にゆっくりと、そして冷静に考えていく中で、あることに気づきました。
本当の原因
今回の事件において、僕の主張は基本的には受け入れられませんでした。
多くの人に反発され、ほとんどの人に否定されました。
自分の考えや価値観を否定されることは、気持ちの良いものではありません。
ましてや、自分の容姿を否定され、無理やりに変えることを強要されている訳ですから、こちらの反抗心も大きくなっていました。
ですが、今回の一件で僕が疲労困憊になった理由は、「否定されたから」ではありませんでした。
差別ともとれる、パワハラまがいの言動されたこと。
それが理由でもありませんでした。
役職者にも関わらず、何の仕事もせず、自己保身と言い訳に終始する高給取りの存在が理由でもありませんでした。
自分自身が疲れ果ててしまった本当の原因。
強いストレスにさらされ、心身ともに深く消耗してしまった理由。
怒りがピークに達し、今にも殴りかからんばかりに怒り心頭になってしまった理由。
その根本の大元の部分が、
「あっ!コレが原因だったんだ」
と、頭の中だけではなく、心の芯の部分で「腑に落ちた」時、一気に気持ちが楽になった感覚が湧き上がってきました。
つづく