おはようございます!学猿です。
今回より自分で決められるようになる重要なポイントの一つ、
「期待値」
について書いていきます。
期待値
皆さん、「期待値」という言葉はご存じでしょうか?
聞いたことがある人も多いと思いますが、初めましての方もいらっしゃると思います。
まずは言葉の概念から。
「期待値=確率変数のとる値に対応する確率を、それぞれに掛けて加えた値」
・・・訳分かりませんよね?
書いてて僕も分かりません。
「期待値」という言葉の意味を理解することが出来て、ご自身で使いこなせるように、僕なりに説明させて頂きます。
期待値がプラス
ここで言う「期待値」とは、あるゲームを行い、得られるであろう結果を数字で表したものだと定義します。
まだ分かりにくいですね。
具体的な例を挙げてみます。
コインを投げて表が出ると当たり、裏が出るとハズレというゲームがあるとします。
コインは特別なモノではなく、表と裏が出る確率は五分五分。
つまりは50%ずつです。
表が出ると当たり、裏が出るとハズレというルールとします。
このゲームに参加するには100円かかります。
そして、表が出て見事当たりとなった場合は、210円貰うことが出来ます。
裏が出てハズレた場合は、賭けた100円は戻ってきません。
さて皆さんはこのゲームに参加しますか?
参加すると答えた人、参加しないと答えた人。
それぞれ理由は何でしょうか?
ちなみに僕ならこのゲームに喜んで参加します。
理由は、
「期待値がプラス」
だから。
期待値がプラスな理由はこうです。
参加料にかかる費用が100円
当たる確率が50%
当たった時に得られる金額210円
この条件であれば、理屈の上では、200円使った時に210円が戻ってくる計算です。
OKですか?
2回に一回当たるということは、平均した場合、200円使うと一回当たるということです。
そして、200円使った時に得られるリターンは210円です。
計算上は、2ゲームに一回10円ずつ増えていくことになります。
これが期待値の基本的な考え方です。
期待値がマイナス
では、先程と全く同じ条件ですが、表が出て当たった時に貰える金額が190円だったらどうでしょうか?
このゲームに参加しますか?
参加すると答えた人、参加しないと答えた人。
それぞれ理由は何でしょうか?
ちなみに僕ならこのゲームには絶対に参加しません。
さっきの説明が分かっていれば簡単ですね。
理由は、
「期待値がマイナス」
だからです。
参加料にかかる費用が100円
当たる確率が50%
当たった時に得られる金額190円
この条件であれば、理屈の上では、200円使った時に190円が戻ってくる計算です。
計算上は、2ゲームに一回10円ずつ減っていくことになります。
当然ながら、こちらの条件でゲームに参加した場合、長い目で見ればお金が減っていくことになります。
これが期待値の基本的な考え方です。
考えたことがありますか?
「何やねん学猿!何当たり前のことをとうとうと説明してんねん!」
という声が聞こえてきそうですが、そんな気持ちになった方々に質問です。
今までに「期待値」を考えて、何かしらお金をかけるゲームに参加したことはありますか?
何でも良いです。
パチンコ・パチスロ、競馬を始めとする公営ギャンブル。
大きな声では言えないでしょうが、麻雀やカードゲームなど。
期待値を考えて、
「このパターンなら期待値がプラスだから全力勝負!」
「コレは期待値が出ないから見送りだな」
と、考えてゲームに参加したことがありますか?
ギャンブルが嫌いな人なら、宝くじでも構いません。
ちなみに宝くじって、ギャンブルですよ?
理解して購入されてますか?
「僕(私)はギャンブルなんて大嫌いっ!」
と言いながら宝くじを買ってませんか?
「宝くじはギャンブルじゃない」
と考えている方に一言、
「お金を賭けてお金を取りにいってるんだから、立派なギャンブルなんだよっ!」
だって当たらなかったらお金が減ってるでしょ?
投資・投機・博打、何にカテゴライズしても構いませんが、僕に言わせれば、宝くじは究極の運任せのギャンブルでしかありません。
勿論、それが「ダメ」だと言っている訳ではありません。
ちゃんと「理解して参加していますか?」ということを問うているだけです。
話しが脱線しました。
で、このブロクをご覧頂いているあなたは、期待値を考慮してゲームに参加していますか?
期待値の考え方は割とシンプルです。
ですがそのシンプルな考え方を、自身の行動に落とし込めている人はそれほど多くはありません。
次回は、この期待値がどれだけ大切かについて、僕の経験に基づいてお話させて頂きます。
今日のまとめ
・期待値の考え方はとても大切
・期待値を考慮してゲームに参加している人はそれほど多くない
・宝くじは究極の運任せなギャンブル
つづく