おはようございます!学猿です。
前回は、英語学習を苦手な分野から始めてしまったものの、習い方が自分の性格に合っていたから挫折せずに続けられたという体験を書きました。
今回は、別の場面でも実感した経験について書いていきます。
前回の記事↓
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聴解
僕は2022年に、日本語教育能力検定試験という試験を受験しています
この検定試験の中には、英検でいうとろこのリスニングにあたる「聴解」という試験があります。
読んで字のごとく、「聴いて答える」試験なのですが、僕はこの試験が大の苦手でした。
同じ問題を何回聞いても聞き取れないし、毎回違う答えを書いてしまう程、全く分かりませんでした。
それは試験本番でも同じで、当日もほぼヤマ勘で答えてるような状況でした。
それでも何とかこの試験に合格出来たのは、聴解問題の中にも、僕が割と得意とされる部分があったからです。
口腔断面図
聴解問題の中には必ず、
「口腔断面図」
という、口を横からみた断面図を使った問題がありました。
この問題は、出題された音がどの断面図を使った時に出ている音かを答える問題です。
ですので、聞く音は基本的に一つです。
それも日本語です。
外国人特有のなまりのある発音ながらも、「さ」「た」「しゃ」「ら」など、聞こえてくるのは日本語です。
この時、音の高低やイントネーションは問われません。
日本語の単音を、どの口と舌の形で出しているかを問われます。
・・・そう!もうお分かりですね。
この問題に関しては、聞いて答えることに変わりはないものの、実際のところ、知識(理屈)で何とかなる問題だったのです。
問題によっては100%の自信を持って答えられないものがあっても、「100%絶対ない」と言える選択肢も相当数出てくるので、正答率はかなり高くなります。
一緒に受験した仲間たちの中には、「音は聞き取れるけれど、口腔断面図だけは訳分からん」という人もいました。
でも僕は逆で、「聴解試験は全体的に手も足も出ないけれど、口腔断面図の問題だけはめちゃ得意」という状態でした。
元来苦手でしかない耳を使ったテストでも、僕にとって得意な分野が含まれている問題については、十分戦うことが出来た。
だからこそ、何とか試験に合格出来たのだと思います。
証明の一つ
発音という苦手な分野でも、そこに理屈理論という、自分が好きなゾーンがあることで楽しく学ぶことが出来た。
聴解という苦手な問題でも、口腔断面図という理屈が全面に押し出された問題があったことで、何とか勝負すること出来た。
これは、自分の得意・好きな分野であれば、人はポジティブに対応出来る証明の一つだと思います。
英語学習のみならず、何かを継続する時にこれを知っていれば、挫折せずに続けられる確率は大きく高まるはずです。
つづく