おはようございます!学猿です。

パチプロからの社会復帰。

7年間のブランクを経て働き始めた僕は、当初充実した日々を送っていましたが、徐々に雲行きが怪しくなっていきました・・・

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とぶ

 

仕事を始めた当初は働けることに幸せを感じ、疲れを感じながらも充実した毎日を送れていたのですが、お店や会社のことが見え始めてくると、どうにも雲行きが怪しくなってきました。

まず僕が働き始めて一か月ほどしたところで、先輩社員の二人が「とびました」

「とぶ」というのは、何の前触れもなく突然仕事にこなくなることを意味します。

どちらも20代の社員さんでしたが、ある日突然、立て続けに出勤してこなくなりました。

この突然出勤してこなくなる現象はパチンコ業界ではあるあるです。

なので、これだけではそれほど驚きはしませんが、アルバイトさんではなく社員さんが立て続けにとんだのには少しビックリしました。

急に人がいなくなると、残された人間でカバーしなくてはなりません。

パチンコ店は基本的に朝10時から夜11時まで営業していますから、2交代制が普通です。

それ故多くの従業員が必要なのですが、シフトに空いた穴は、残された人間のマンパワーに頼る他ありません。

僕は新入社員だったのでそれ程でもありませんでしたが、店長以下の役職者やアルバイトスタッフたちは、開店から閉店まで働き続ける「通し勤務」というのを、頻繁に行っていました。

週に一度の休み以外、全て通し勤務を行っている人さえいました!

社員さんが二人とんだことによる弊害ですが、これが一過性のものなら仕方ありません。

残ったメンバー全員でカバーし合い、人員が補充されるまで乗り切れば良いのです。

ですが、この事態に陥った時僕が言われたのは、

「学猿さん、これはいつものことなんで早く慣れて下さいね」

「人が増えてもすぐ辞めていきますから」

「通し勤務が増えると残業代が増えるし、何処にも遊び行けなくなるから、お金は貯まりますよ」

でした。

この話を聞いた僕は、

「あぁ、この状況は特別ではなく日常なんだ」

と、知りました。

パチンコ業界は人の出入りが激しい業界です。

離職率も高い傾向にあります。

ですが、この時勤めた会社は少し度が過ぎていました。

 

退職

 

この時の僕は「早く働きたい」と思っていましたが、同時に「長く勤めたい」とも思っていました。

年齢を考えると、何度も何度も転職出来るとは思っていなかったので、じっくりしっかり、地に足をつけて働きたいと考えていました。

その観点からすると、この時に入社した会社は不安でした。

離職率の高さもそうでしたし、働いている人たちが話している内容からも、会社に対する良い感情は全く感じられませんでした。

長く働くことを念頭に置いていた僕は、せっかく入社した会社ではありましたが、試用期間終了時に退職することを会社に伝えました。

つづく

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