おはようございます!学猿です。
思いのほか長くなっていますが、今回はJLPT・N4の聴解試験問題を見ていきます。
聴解
聴解は読んで字のごとく、聴いて解く問題です。
「漢字」という、日本語学習者さんにとっての鬼門は問われません。
ではどの辺りでレベル差をつけるのか?
自分なりに問題文を聴く前に予想を立ててから聴いてみました。
僕が、レベル差が出そうだと予想したのは下記の4点。
①速さ
②長さ
③語彙
④状況
この辺りに注意しながら、問題文を聴いてみました。
速さ
まずは最も差が出そうな「速さ」です。
問題文を読む速度が速くなると予想しました。
例題を聞いた感想としては、
「速くなっているけれど、思ったほどではなかった」
という印象です。
文章を読む速度自体は速くなっていますが、文章の切れ目でしっかりポーズが入るので、「めちゃくちゃ速くなった」とまでは感じませんでした。
それでも読む速度自体は上がっているので、ある程度負荷は大きくなっている印象です。
長さ
次は長さ。
この点に関しては、
「問題による」
という感想です。
N5に比べて問題文自体が長くなっているものも確かにありましたが、問題文がかなり短いものもありました。
N5からN4になったからと言って、一気に長い問題文が用意される訳ではないようです。
語彙
お次は語彙。
問題文で使われる語彙が、一段難しくなるのではないか?と思っていました。
が。
実際にはそこまで難しくなった印象は受けませんでした。
よく考えてみれば問われているのが、「リスニング力」なので、語彙まで一気に難しくなってしまっては、「言葉を知らない」のか、「聞き取れない」のかが判断出来ませんもんね。
当然ながら、文脈全体から判断しなくてはならない、ややこしい同音異義語などは出てきませんでした。
状況
問題文における状況が、より複雑になるのでは?と予想していました。
これは「ある程度」、レベルが上がった印象でした。
N5の場合だと、日常や学校内といった状況でした。
N4になると、学校での伝達事項などもありましたが、社会というか、会社の中でも使うようなシチュエーションもありました。
全体
N5とN4の聴解問題を比べた全体の印象は、
「読み書きほど大きな差は感じなかった」
というのが、僕の印象です。
勿論、全体的に難しくなってはいますが、その差はリーディングの問題と比べれば小さめ。
そんな印象を受けました。
これにてやっとN4の問題文の確認が終わりました。
次回は、N3の問題を見ていきます。
つづく