おはようございます!学猿です。

今回も、N1受験を控えた生徒さんと行ったオンラインレッスン記録の続きです。

前回の記事↓

 

 

 

嬉しい誤算

 

初回のレッスンで全く分からない日本語と出会い、しっかりと答えることが出来なかった僕は、結構落ち込みました。

元々日本語力にそれ程自信があった訳ではありませんが、生徒であるPさんの期待に応えられなかったこと。
Pさんにとって大切な大切なN1受験という目標の手助けが出来なかったことに凹んでいました。

Pさんはレッスンの最後に、「またお願いします」と言って下さいましたが、自分の中では、「次のリクエストはないのではないか?」と思っていました。

しかしながら初回のレッスンから数日後、Pさんから二回目のレッスンのリクエストが届きました。
初回のレッスンで醜態をさらしてしまいましたが、それでもPさんは僕のレッスンを続けて受けて下さるようです。

これは嬉しい誤算というか、喜ばしいことでした。

と同時に、次のレッスンこそはキチンと全て答えられるように準備しおこうと思いました。

初回のレッスンの時は、レッスン開始15分前に資料を頂いたので、事前準備がほとんど出来ませんでした。
ですが今回は、前回頂いた資料が手元にあります。

初回のレッスンでは、全てのパートの解説がまだ終わっていません。
次回のレッスンまでに準備する時間があります。

僕は準備を整えてPさんとの二回目のレッスンを迎えました。

 

突っ込み

 

二回目のレッスンは、初回から丁度一週間後。
レッスンの準備は万端です。

初回のレッスン後、問題を全て確認しましたが、分からない語彙&問題はありませんでした。
Pさんが躓いたとしても、説明が難しそうな問題はあっても、説明出来ない問題はありませんでした。

これなら大丈夫。
落ち着いてレッスンに望めます。

・・・と、レッスン開始15分前までは完璧だったのですが、ここで思わぬ展開に。

カメラやマイクの準備を整えるべく、PCの電源を入れSkypeを立ち上ると、Pさんからメッセージが届いていました。

そこには「先生、今日の資料を送ります」の文字が。

・・・いや、今日は新しい資料(テキスト)使うんか~い!
思わず誰もいない部屋の中で、一人で突っ込んでしまいました。

勿論、Pさんは何も悪くありません。
習いたいポイントを講師に伝えるのは当然です。

お金を払い、自身のスキルを上げる為に努力するのですから、講師に対して要望を出すべきです。
僕としては、生徒さんの要望に出来る限り精一杯応えるのみです。

大阪人の本能というか、反射的に突っ込みを入れましたが、すぐさま切り替えます。

とりあえずは、レッスンまでの残り時間で、出来るだけ多くの問題文・回答の選択肢に目を通し、パッと見で答えられないところがないか確認します。

「ザッと見た限りでは、何とかなりそう」

そんな印象を受けたので、一旦心を落ち着けレッスンを始めました。

 

手応え

 

レッスンも二回目なので、お互いに流れはスムーズ。

N1の問題らしく、問題自体かなり難しいものでしたが、僕でも何とか答えられる範囲の問題ばかりだったので、解説出来ないものはありませんでした。

日本語を母語としないPさんにとっては、かなりハードルの高い問題だと思いましたが、全体の正答率は約60%ぐらいだったでしょうか?

受験約二か月前の時点であることを考えれば、十分勝負になりそうです。

僕は、Pさんが正解した問題であっても、選択肢の他の言葉で意味の分からない言葉や、読めない漢字がないか確認しながらレッスンを進めていきました。

Pさんが提出してくれた資料は、恐らくN1で実際に出題された過去問だったので、正解以外の語彙が数年後の試験で、そのまま問われる可能性が十分にあると考えたからです。

初回のレッスンでは恥ずかしいところを見せてしまいましたが、二回目のレッスンは、僕としてもある程度手応えを感じられるものとなりました。

つづく

 

 

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