おはようございます!学猿(gakuzaru・がくざる)です。
今日も新しい大阪弁を覚えていきましょう!
前回のことば↓
いけず(IKEZU)
今日の大阪弁は、
「いけず」
です。
この言葉は「あまり聞いたことがない」という人の方が多いかもしれません。
ですが、大阪弁らしい大阪弁の代表格かな?と僕は思います。
大阪人であればほぼ100%通じるこの言葉。
しっかり覚えて言って下さい。
意味(meaning)
大阪弁の「いけず」は、
「意地悪(いじわる)」
という意味で使われます。
人に対して嫌なことを言ったり、嫌な行動をしたりする人。
またはその行動自体のことを「いけず」という言葉であらわします。
例(example)
では、例文にいきましょう。
「自分ほんまいけずやな~」(あなたは本当に意地悪な人ですね)
嫌なこと言ってきたり、わざと何か邪魔(じゃま)をしてきたりと、まさに「意地の悪いこと」をしてくる人に対して言います。
この言い方の時は、少し冗談(じょうだん)っぽさというか、軽い感じで言っている場合もあります。
(本当に嫌がっている場合ももちろんあります)
「そんないけずばっかりせんといて!」(そんなに意地悪なことばかりしないで!)
先ほどと同じく、意地悪なことをしてくる人に対して言っていますが、こちらは、その意地悪をしつこくしてくる人に言っています。
例1と違って、言っている人に冗談っぽさはなく、本当に嫌な気分になっています。
「いけずで言うてる訳ちゃうねんで」(意地悪で言っている訳ではないんだよ)
親しい人にアドバイスをした時などに、「あなたのことを思って言ってるんだよ」というニュアンスです。
まとめ
「いけず」は毎日必ず使う言葉ではありませんが、聞く機会はそれなりあると思います。
ただしこの言葉は、基本的にはある程度親しい間柄(あいだがら)でないと使わないので、慣れてないうちは、自分で口にするのは控えた方が良いでしょう。
あまり自分で使ったり、言われたりして嬉しい言葉ではありませんが、大阪弁らしい大阪弁なので、覚えておいて損はありません。
ではまた次回、別のことばを勉強しましょう!