おはようございます!学猿(gakuzaru・がくざる)です。
今日も新しい大阪弁を覚えていきましょう!
前回のことば↓
きょうび(kYOUBI)
今日の大阪弁は、
「きょうび」
です。
前回の「けったくそ悪い」に続き、かなり難しい大阪弁です。
これまで紹介してきた言葉と同じで、50代以上の男の人がよく使うイメージのある言葉です。
ですので、若い人はあまり使わないかもしれません。
それでも、「大阪弁らしい」言葉ですので、大阪弁好きなかたは、是非マスターして下さい(笑)
意味(meaning)
大阪弁の「きょうび」は、
「今どき」
「今の時代」
という意味です。
「今この瞬間(しゅんかん)」というよりも、今という時代。
昔と比べて、という意味が強いです。
この言葉の後には、否定的(ひていてき)な内容が続く場合が多いです。
例(example)
では、例文にいきましょう。
A.「自分スマホはアップル?アンドロイド?」(あなたが使っているスマートフォンはアップル?それともアンドロイド?)
B.「えっ!?わしパカパカの携帯やで」(えっ!?僕が使っているのはガラケーだよ)
A.「マジで!きょうびそんな奴まだおんねや!」(本当に!今どき、まだガラケー使っている人っているんだ!)
Aさんの考えとしては、
今の時代、多くの人がスマホを使っていて当たり前。
ガラケーを使っている人は古い人。
と、思っているところから「きょうびそんな奴まだおんねや!」という言葉が出ています。
※飲食店で支払いをする時に
A.「バーコード決済は何が使えるん?」(どのバーコード決済で支払うことが出来ますか?)
B.「申し訳ございません。当店は現金のみです」
A.「えっ!きょうび現金だけの店って・・・」(えっ!今どき、現金でしか支払えないお店がなんて・・・)
Aさんの考えとしては、
今の時代、キャッシュレス化が進んでいる。
それなのに、現金だけでしか支払えないなんて信じられない
と、思っているところから「きょうび現金だけの店って・・・」という言葉が出ています。
まとめ
例1・2ともに、今の時代の常識から考えると「こうだっ!」という考えが基本にあります。
ですので、使う場面を間違えると、自分の考えや価値観(かちかん)を押し付けてしまうので、使い方には注意が必要です。
ただ大阪人は、「きょうびそんな奴おらんて~」「きょうびそないな店あるかいな~」と、冗談っぽく使うことも多くありますので、嫌な言葉、ネガティブな言葉としてだけ使われる訳ではありません。
そういった意味では、「大阪弁上級者向け」かもしれませんね。
ではまた次回、別のことばを勉強しましょう!