おはようございます!学猿(gakuzaru・がくざる)です。
今日も新しい大阪弁を覚えていきましょう!
前回のことば↓
~はる
今日の大阪弁は、
「~はる」
です。
前回の「~ねん」ほどではありませんが、こちらもよく使います。
文章の最後につく言葉としては、登場する機会は多いです。
意味(meaning)
大阪弁の「~はる」は、
「ing」=進行形を意味します
今のことについてであれば、現在進行形。
過去のことについてであれば、過去進行形です。
ですので、基本的に「動き」に対する言葉です。
「いる」とか「なさる」という意味がしっくりくるでしょうか。
例(example)
では、例文にいきましょう。
※車のボンネットを開けて、何かエンジンのあたりを触っている人に向かって
A.「何してはるんですか?」(何をしているのですか)
B.「バッテリーが上がってしもて・・・」(バッテリーが上がってしまって・・・)
「してはる=している」です。
今現在の動きに対して質問しています。
※道ばたで偶然友だちに会って
A.「あら、そんなおめかしして何処に行かはるの?」(あら、そんなに身なりを整えて、何処に行こうとしているのですか?)
B.「今日は友だちの結婚式やねん」(今日は友だちの結婚式なんです)
道を歩いている友だちに、「今まさに何処に行こうとしているの?」と聞いています。
これを大阪弁では「行かはる」と」言います。
行こうとしている=現在進行形です。
※例文2の友だちにまた会って
A.「こないだの結婚式、何処まで行ってきはったん?」(この間の結婚式は、何処まで行ってきたんですか?)
B.「梅田まで」
「行ってきた」という過去の話に対して、「その出来事が起こった時、何処まで行ってたの?」と、過去進行形で聞いています。
例文の「行ってきはったん」は「行ってはったん」とも言います。
意味は同じです。
まとめ
「しはる」=する
「やりはる」=やる
「行きはる」=行く
「来はる」=来る
全て「動詞+はる」です。
大阪人はこのように、「~はる」を英語のingのようにして使います。
この法則が分かっていれば、ある程度の意味は推察(すいさつ)可能です。
色々な「はる」に触れて、すぐに反応できるようになって下さいね!
ではまた次回、別のことばを勉強しましょう!