おはようございます!学猿(gakuzaru・がくざる)です。
今日も新しい大阪弁を覚えていきましょう!
前回のことば↓
いっぺん
今日の大阪弁は、
「いっぺん」
です。
使われる機会はそれなりに多いので、聞いたことがある人もいらっしゃるでしょう。
元の言葉とも音が近いので、すぐに覚えられると思います。
意味(meaning)
大阪弁の「いっぺん」は、
「一回」
という意味です。
音も似ているので、コレは難しくないと思います。
が!
この「いっぺん」に「に」をつけるだけで、意味が変わってきます。。
それが、
「一度に」
「まとめて」
という意味です。
「いっぺん」と「いっぺんに」
似ているのですが、意味が違うので、慣れないうちは混乱(こんらん)すると思います。
例文で確認しておきましょう。
例(example)
では、例文にいきましょう。
※友だちに美味しいレストランをすすめています。
A.「あそこのハンバーグまじで美味いから、いっぺん行ってみ!」(あそこのお店のハンバーグは本当に美味しいから、一回行ってみて!)
よくある使い方です。
「一回」=「いっぺん」は、覚えやすいと思います。
※妻が夫に家事を手伝うよう言っています
妻.「まずは洗いもん片づけて、それが終わったら洗濯もんいれといてな。あっほんで、掃除機かけんのも忘れんといてやっ!」(最初に洗い物をして、それが終わったら洗濯物を入れておいて。あっそれから、掃除機をかけるのも忘れないでねっ!)
夫.「そんないっぺんに言われても分かれへんやんっ!」(そんなに沢山のことをまとめて言われても、覚えられないよっ!)
洗い物をする、洗濯物を取り込む、掃除機をかけると、一度に3つの家事をするように言われた夫が、少し怒りながら、「多くのことを一度に言われても困るっ!」と言っています。
ここで沢山のこと、多くのことをまとめて一度に言われているので「いっぺんに言わないでっ!」と、言っています。
まとめ
「いっぺん」も「いっぺんに」も、日常生活で聞く言葉です。
「に」がつくだけで意味が変わってくるので、その違いに反応出来るようになりましょう。
でも、新しい言葉を覚えるのは大変ですから「いっぺんに」覚えるのではなく、一つずつゆっくり覚えていきましょう!
まずは「いっぺん」声に出すことから始めてみて下さいね。
ではまた次回、別のことばを勉強しましょう!