おはようございます!学猿(gakuzaru・がくざる)です。
今日も新しい大阪弁を覚えていきましょう!
前回のことば↓
あらへん(ARAHEN)
今日の大阪弁は、
「あらへん」
です。
この言葉は知らない人も多いのではないでしょうか?
ですが、ある程度の年齢(ねんれい)の大阪人はよく使う言葉です。(特に男性)
ちなみに、
「あれへん」
という人もいますが、同じ意味です。
どちらが正しいとか間違いとかはなく、地域(ちいき)によって少し言い方が違うだけで、意味は同じです。
意味(meaning)
大阪弁の「あらへん」は、
「ない」
「あるわけがない」
「あるはずがない」
という意味です。
物理的(ぶつりてき)に物がない。
そんな現象(げんしょう)が起こるはずがない。
そのような事がある訳がない。
物や感情、出来事に対して「ない」と、否定(ひてい)や打ち消しの意味で使います。
例(example)
では、例文にいきましょう。
A.「昨日のケーキまだ残ってる?」(昨日のケーキはまだ残ってる?)
B.「いや、もうあらへんで」(いや、もうないよ)
A.「何で?」(どうして?)
B.「わしが食べてもた」(僕がもう食べてしまったよ)
昨日はまだ残っていたケーキが、もうすでに食べてなくなっている。
「ケーキがない=ケーキがあらへん」
です。
A.「自分の彼女、他の男とデートしとったで」(君の彼女、他の男の子とデートしてたよ)
B.「はぁ?んなわけあらへん!」(えっ!?そんなはずないよ!)
「彼女が別の男とデートしている」
そんな事実がある訳がない。
そんなこと、あるはずがない。
「絶対にない!」という気持ちを「あらへん!」で表しています。
まとめ
「あらへん」は若い人はあまり使わないかもしれませんが、50歳以上の特に男の人はわりとよく使います。
自分で使うことはないかもしれませんが、話している時に言われたら、
「あっ!何か否定してるんだな」
「~がないと言いたいんだな」
と、思って下さい。
それだけで、会話がスムーズに流れていきますよ!
ではまた次回、別のことばを勉強しましょう!