おはようございます!学猿(gakuzaru・がくざる)です。

今日も新しい大阪弁を覚えていきましょう!

前回のことば↓

 

 

 

~がな

 

今日の大阪弁は、

「~がな」

です。

大阪人がよく使う言葉で、単語ではなく、言葉の最後につける接尾辞(せつびじ)的な言葉です。

 

意味(meaning)

 

大阪弁の「~がな」は、

「~ではないか」

「~じゃない」

「~でしょ」

という意味です。

これだけだと分かりにくいと思います。

例文で確認していきましょう。

 

例(example)

 

では、例文にいきましょう。

 

例1

A.「あ~、若い時にもっと勉強しとくんやったな」(あ~、若い時にもっと勉強しておくんだった)

B.「そんなん、いまさら言うてもしゃ~ないがな」(そんなこと、いまさら言っても仕方ないじゃない)

 

過去を悔(く)いて、もっと○○しておけば良かったという友人に、変えられない過去を嘆(なげ)いても仕方ないじゃないと言っている場面です。

「しゃ~ない=仕方ない」・「がな=じゃない」で、「しゃ~ないがな=仕方がないじゃない」です。

 

例2

A.「昨日の店員の態度、今思い出しても腹立つわっ!」(昨日の店員の態度、今思い出しても腹が立つよっ!)

B.「そんなん、もーどーでもええがな」(そんなこと、もうどうでも良いじゃないないか)

 

昨日の店員の態度に、一日経ってもまだ怒っている友人をさとしている場面です。

「どーでもええがな」は「どうでも良いじゃないないか」という意味ですが、ここではそんな気分の悪かったことはさっさと忘れようよ!、思い出すだけ無駄だよ!と、言っています。

これとは別の意味で↓

 

例3

妻.「あんた!家のお金でまた飲みにいったやろ!」(あなた!家のお金を使って、また飲みに出かけたでしょ!)

夫.「そんな使ってへんやん、それぐらいどーでもええがな!」(そんなにたくさんの金額を使ってないでしょ、それぐらい(の金額なら)どうでも良いじゃない」

 

自分のお小遣いではなく、お家のお金で飲みに行ったことを奥さんに責められています。

この時の旦那さんは、バレてしまったことでバツが悪くなっており、半分逆に怒ったように「どーでもええがな!」と言っています。

自分の間違いや不手際(ふてぎわ)が見つかった時、その場をごまかす為に強い口調で言っていると思って下さい。

 

 

例4

A.「明日は18時集合やんな?」(明日の待ち合わせ時間は18時だよね?)

B.「ちゃうがな、19時やん」(違うでしょ、19時だよ)

 

「ちゃうがな」は、めちゃくちゃ良くつかいます。

意味は例文のように「違うでしょ」や「違うよ」と、相手の言ったことに対して、否定(ひてい)の意味で使います。

言い方によってニュアンスは変わりますが、普通の言い方であればそれほど強い否定にはならず、例文のように修正したり、訂正したりする意味になります。

 

まとめ

 

「~がな」は、本当によく使います。

大阪人は例文以外にも、多くの言葉の後ろに「がな」をつけて話します。

基本的には「~じゃない」という意味で通じるので、あまり深く「がな」の意味を掘り下げる必要ありません。

「~でしょ」と言っているんだなぁ~程度の扱いでOKです。

ではまた次回、別のことばを勉強しましょう!

 

 

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