おはようございます!学猿(gakuzaru・がくざる)です。
今日も新しい大阪弁を覚えていきましょう!
前回のことば↓
けったいな(KETTAINA)
今日の大阪弁は、
「けったいな」
です。
この言葉も、男の人で特に40歳以上の人がよくつかう言葉です。
商売をしている人の中では、使う機会が多い印象です。
大阪弁らしい大阪弁の一つです。
意味(meaning)
大阪弁の「けったいな」は、
「奇妙(きみょう)な」
「変な」
「おかしな」
という意味です。
基本は「変わっている」という意味ですが、「そんなバカな!」という意味で使うこともあります。
どちかと言えばネガティブなイメージがある言葉ですが、そこまで嫌な感じがする言葉ではありません。
「少し変わってるね」
「人と違うね」
といった感じです。
「けったい」は「けっ」のアクセントがきますが、この「けっ」のアクセントが強くなればなるほど、より「変」だという印象を与えます。
例(example)
では、例文にいきましょう。
A.「どないしたん?またけったいなかっこして」(どうしたの?また変な格好して)
B.「これからハロウィンやねん」(これからハロウィンパーティーに参加するの)
いつもと違う服を着ている。
コスプレのような変わった服を着ている。
そんな時に使います。
ちなみに、いつも作業服やカジュアルな服しか着ない人がスーツを着ている。
そんな時でも「けったいなかっこして」は使えます。
スーツ自体は変な服装(ふくそう)ではありませんが、「いつもと違う服=変わった服」という意味で使います。
A.「どないしたん?暗い顔して」(表情が暗いけどどうしたの?)
B.「いや、何かけったいなことに巻き込まれていもてん」(うん、何かおかしな話に巻き込まれてしまったの)
「けったいなこと」=変なこと、納得できないこと、不思議(ふしぎ)なことという意味で使っています。
A.「商品に欠陥(けっかん)があっても、返金(へんきん)はいたしかねます」
B.「そんなけったいな話あるかいっ!」(そんなバカな話がある訳ないでしょっ!)
買った商品が不良品だったのに、お金を返してくれない・・・そんな、理不尽(りふじん)な、道理(どうり)の通らないことを言われた時に、
「そんなバカなっ!」と、怒りを込めて言っています。
この時のBさんは、めちゃくちゃ怒っています。
まとめ
世の中には、小さなことから大きなことまで、おかしな出来事(できごと)があるものです。
そんな時は、
「けったいなことやなぁ~」
と、不思議に思った気持ちを言葉に出してみて下さい。
ではまた次回、別のことばを勉強しましょう!