おはようございます!学猿(gakuzaru・がくざる)です。
今日も新しい大阪弁を覚えていきましょう!
前回のことば↓
せやな(SEYANA)
「せや(SEYA)」だけで、「そう」という意味があると言いました。
覚えていますか?
「せや」から始まる大阪弁は数が多いです。
そこで今日は、「せや」を使った言葉の中でも、使う機会がとても多い、
「せやな」
の使い方を勉強しましょう。
意味(meaning)
せやなの意味は、
「そうだね」・「そうなの」
です。
「せやねん」と似ていますが、少し使うところが違います。
そして、言い方と話しの内容によって意味が変わります。
例1
例
A.「お昼ごはん、ラーメンにしようか」
B.「せやな!」
※Aの「ラーメンにしようか」は、「ラーメンを食べよう」という意味です
例
A.「間に合わないから、タクシーで行こう!」
B.「せやな!」
※Aの「タクシーで行こう」は、「タクシーに乗って、目的地(もくてきち)に行こう」という意味です
この場合の「せやな」は、相手の提案(ていあん)に、同意(どうい)している使い方です。
「ラーメンを食べよう」に対して、「そうだね、そうしよう」と答えています。
「タクシーに乗って行こう」に対して、「そうだね、そうしよう」と答えています。
この場合は、「せやなっ!」と、「な」のあとは短く切る感じで、素早く、短く発音します。
例2
次の例文も、文章は全く同じです。
でも、言い方が変わると、意味が変わります。
例
A.「お昼ごはん、ラーメンにしようか」
B.「せやな~」
例
A.「間に合わないから、タクシーで行こう!」
B.「せやな~」
この場合は、「せやな~(↓)」と、「な」を長く伸ばして、最後の「な」の音を下げます。
この場合の「せやな~」は、相手の提案(ていあん)に対して、どうするか考えている時に使います。
さっきと同じく「せやな」と言っていますが、同意している訳ではありません。
この後は、ラーメンを食べるかもしれないし、「カレーが良い」と別の意見を言う場合もあります。
タクシーに乗るかもしれないし、「電車で行こう」と別の意見を言う場合もあります。
さっきと全く同じ例文で、「せやな」と答えても、意味が大きく変わるのが、「せやな」の面白いところです
Point
言い方とイントネーション、他にも表情(ひょうじょう)で、「せやな」の意味を理解(りかい)することはできます。
でも、言い方があいまいだったり、メールなど文字で見た時は、どちらの意味か分からない時があります。
そんな時は、相手の気持ちを確認してください。
「その、せやなはどっちの意味?お昼ごはんはラーメンで良いの?」と。
そうすれば、勘違い(かんちがい)がなくなります。
聞かれた人も、「ごめん、ごめん、ラーメン食べに行こか」or「昨日ラーメン食べたから、今日は別のものがエエな」と、分かるように答えてくれます。
今日はここまで、また次回、別の言葉を勉強しましょう!
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