おはようございます!学猿(gakuzaru・がくざる)です。
今日も新しい大阪弁を覚えていきましょう!
前回のことば↓
こすい
今日の大阪弁は、
「こすい」
です。
この言葉はあまり聞いたことがないかもしれません。
ですが、大阪弁らしい大阪弁です。
日常会話では耳にする機会もあると思います。
この機会にしっかり覚えておきましょう。
意味(meaning)
大阪弁の「こすい」は、
「ずるい」
という意味です。
ルールを守らないで自分だけ得をしようとする。
不正をしてゲームに勝とうとする。
そんなイメージです。
例(example)
では、例文にいきましょう。
※ゴルフ場にて
A.「自分さっきのホール、OB打ってたやん!スコアちゃんと書きやっ!ほんまこすいなぁ」(あなた先ほどのホールでOBを打ったでしょ!正しい打数を書いて下さい!ほんとうにずるいですね)
B.「かんにん、かんにん。ちと勘違いしてただけやん」(ゴメン、ゴメン。少し勘違いしてただけだよ)
ゴルフの打数は基本的に申告制ですが、それをごまかしている所を見つけた人が注意しています。
「打数をごまかす→ずるい真似→こすい」
です。
※テストでカンニングしていた生徒に対して先生が
先生.「そんなこすい真似して点数を取っても、あんたの将来に何もエエことなんかないで」(そんな不正な方法で点数を取っても、あなたの将来において、何も良いことなんてなのよ)
生徒.「ごめんなさい」
「カンニング=不正な行為=こすい」
です。
こすいには、悪いこと、悪意(あくい)が含まれている行動という意味があります。
まとめ
「こすい」は大阪、関西以外でも使われている言葉です。
漢字で書くと、「狡い(こすい)」です。
同じ漢字、同じ送り仮名で「狡い(ずるい)」と読みますので、イメージはつくのではないでしょうか。
大阪では、より相手を蔑む(さげすむ)気持ちを込めて、「こっすいなぁ~」と、小さな「っ」を入れて発音することがあります。
これは、よりずるい、より悪意を感じる行動に対して、強く批判する気持ちを込めて言います。
出来れば使いたくないし、言われたくない言葉ですが、ドラマなどでも耳にするかもしませんので、聞いた時に意味が分かるように覚えていて損はないですね。
ではまた次回、別のことばを勉強しましょう!