おはようございます!学猿(gakuzaru・がくざる)です。
今日も新しい大阪弁を覚えていきましょう!
前回のことば↓
~しな(SHINA)
今日の大阪弁は、
「~しな」
です。
この「しな」には、「途中(とちゅう)で」という意味があります。
これだけだと意味が分からないと思いますので、例文を見てみましょう。
例
「~しな」を使った例文を見てみましょう。
例1
A.「帰りしなにタマゴ買ってきてくれへん」
(帰ってくる途中にタマゴを買ってきてくれませんか)
B.「ええで」
(良いよ)
例2
A.「来(き)しなに急に雨降ってきてん、最悪(さいあく)やわ」
(「ここに」来る途中に急に雨が降ってきたの、最悪だわ)
B.「傘(かさ)持ってなかったん?」
(傘持ってなかったの?)
例3
A.「行きしなに飲みもん買っていくわ」
(「そちらに」行く途中に飲み物を買っていくね)
B.「おおきに!」
(ありがとう!)
目的地(もくてきち)に向かう「途中」という意味で、「しな」が使われています。
「帰りしな」は「帰る途中」
「来しな」は「来る途中」
「行きしな」は「行く途中」
です。
よく使われる
「来しな」も使われはしますが、他の二つと比べると使われる場面が少ないです。
大阪の友達の家に招待(しょうたい)された時や、大阪の友達を自宅に招待する時には、かなりの確率(かくりつ)で聞くことでしょう。
「明日の○○くんの家でのパーティーやけど、行きしなに何か買っていくもんある?」
(明日の○○くんの家で行われるパーティーの時、行く途中に何か買っていったら良いものはある?)
みたいな感じで。
他の使い方
この「しな」には途中という意味がありますが、困ったことに、同じ「しな」で、違う使い方をする時もあります。
次回は、「しな」の違う使い方を勉強しましょう。