おはようございます!学猿(gakuzaru・がくざる)です。
今日も新しい大阪弁を覚えていきましょう!
前回のことば↓
けったくそ悪い
今日の大阪弁は、
「けったくそ悪い」
です。
かなり難しい大阪弁です。
いつもこのコーナーでは、ある程度日本語が分かる外国の方にも読んでもらえるように気をつけていますが、今回の言葉はかなり難しいです。
説明も難しくなるので、外国の方には分かってもらえない可能性も十分ありますが、とても「大阪弁らしい」言葉なので紹介します。
意味(meaning)
大阪弁の「けったくそ悪い」は、
「気分が悪い」
「いまいましい」
という意味です。
嫌な出来事が起こって「けったくそ悪い」
何か嫌なことを言われて「けったくそ悪い」
そんなネガティブな感情、怒った気持ちを表す言葉です。
例(example)
では、例文にいきましょう。
A.「昨日タクシー乗ったら遠回りされて、めちゃ料金たかかったてん」(昨日タクシーに乗ったら道を遠回りされて、高い料金を払わされたの)
B.「なんやそれ!けったくそ悪い話やな」(何それ!気分の悪くなる話だね)
普通に行けば1,000円で済むところ、遠回りされて1,500円支払わされた。
お金と時間を損した=むかつく=気分が悪い=けったくそ悪い。
です。
今回は本人ではなく、話しを聞いたBさんが「それは気分が悪く話だね」と、Aさんに同調(どうちょう)する気持ちを伝えています。
A.「部長がこの間のプレゼンの失敗は、あんたのせいや言うてるらしいで」(部長がこの間のプレゼンの失敗は、君の責任だと言っているみたいだよ)
B.「はぁ?あの人そんなこと言うてんの?けったくそ悪っ!」(えっ?部長がそんなこと言っているの?気分が悪いよ!)
上司が仕事のミスの責任を、自分だけに押し付けている。
そんな話を同僚から聞いて怒っている場面です。
まとめ
「けったくそ悪い」は、ネガティブな言葉なので、覚えて自分で使う必要はありません。
ですが、もしこの言葉を聞いた時には、その人(その言葉をいっている人)は怒っていますので、落ち着かせてあげるか、もしくは、その人から少し離れましょう(苦笑)
大阪人の中には、怒るとまくし立てるように早口で怒鳴る人がいます。
慣れていないとかなり怖いと思うので、可能であればその場から離れることをおすすめします(苦笑)
ではまた次回、別のことばを勉強しましょう!