おはようございます!学猿です。

前回、「JLPT対策の勉強を行うこと」に対する、全体的なメリットについて書きました。

 

 

今回は、その続きです。

 

得意分野を作る

 

前回の記事の最後に、

「JLPT対策の勉強を行うことによるメリットは、他にもあると考えています。それは他ならぬ、講師としての僕自身のスキルアップについてです」

と書きました。

コレは本当にそう考えています。

一番のポイントは前回も書いた、

「一点集中」ができることです。

「JLPTに合格する」その点に集中して教えるということは、まずは、その為の勉強を生徒さんと一緒に行っていくということです。

「日本語講師」と一口に言っても、求められるスキルは様々です。
言語を教える訳ですから、いわゆる「読む・書く・話す・聞く」の4技能は勿論、時には日本の文化的な背景、日本語学校などでは、日本の社会についても教えるスキルが求められる場面もあるでしょう。

ですが、コレらのスキルを全て身につけることは、本業を行いながら空いた時間を使ってオンラインで日本語を教えようとしている僕には、範囲が広すぎます。

また、フリートークで来る生徒さん一人一人に対応していくだけでは、何年経っても中々身につかないでしょう。

ですが、教える範囲を「JLPTに絞る」ことで、まずは自分の得意分野を作ることが出来るかもしれません。

 

限定的な分野のスキルを伸ばす

 

JLPTは資格試験です。
この手のテストには必ず出題傾向があります。
傾向がハッキリしていれば、対策もある程度立てることが出来ます。
コレらの対策を考えて一緒に勉強していくのですから、JLPTに多く出題されやすい項目については、自ずと詳しくなっていくでしょう。

「日本語」という大きなカテゴリーの中で、ある意味を持ったカテゴリーについて詳しくなることは、講師としてのスキルを間違いなく向上させます。

「教科書や参考書全てを理解して教えられるようになる!」というのは、確かに理想ではありますが、兼業の僕にはとても途方もない目標に見えてしまいます。

その点JLPT対策に絞れれば、その範囲はかなり狭めることが出来ます。
闇雲に高すぎる目標に向かうよりも、まずは限定的な分野のスキルを伸ばす。

コレは、悪くない選択だと考えています。

 

魅力的

 

JLPTは、文字・語彙・文法・読解・聴解といった試験項目があります。
これらの問題が、当然ながらレベル別に出題されます。

「文法を教えられるようになる」
「語彙を教えられるようになる」

言葉にすると何となくイメージは分かりますが、文法や語彙などは教えるにしても、どこがゴールか分かりません。
百歩譲って文法には際限があるでしょうが、語彙に関しては際限がありません。

この辺りについても、

「N4ならここまで」
「N2ならここまで」

と、ある程度の範囲が決まっている点は教えやすいですし、自身のスキルを伸ばす点で見ても分かりやすいです。

「今、僕はN2とN3の試験範囲内の文法・語彙なら教えることが出来ます」

など、自分の能力をある程度言葉で説明することが可能になります。

限定された範囲内ではあるにせよ、その範囲内であれば自分で教えることが可能である。
それは、教えるスキルが伸びたことであり、その能力も曖昧なものではなくなります。

自身の講師としてのスキルを伸ばすという観点から見ても、今の僕にはJLPT対策は魅力的に映っています。

 

やらなくてはならないことが

 

ここまで、JLPT対策のレッスンを作ることが、いかに今の僕とって有効であるかを述べてきました。

次は、実際にどのようなレッスンを提供しいくか?です。

その為には、まず最初にやらなくてはならないことがあります・・・

つづく

 

 

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