おはようございます!学猿です。

前回、今の僕にとって「JLPT対策に絞ってレッスンを行うことは、多くのメリットがあると考えている」と書きました。

 

 

今回は、その続きです。

 

一点集中

 

JLPT対策に絞ってレッスンを行うことで得られる最大のメリットは、

「一点集中できること」

だと考えています。

日本語を学びたい学習さんたちは、それこそ世界中にいらっしゃいます。
その中には、

0から日本語を学びたい方。
アニメを日本語で観られるようになりたい方。
日本の大学に入学したい方。
日本に旅行した際に、日本人とコミュニケーションを取りたい方。
日本の企業に就職したい方。

これら以外にも、様々な理由で日本語を学ばれている方がいらっしゃいます。
それぞれの学習者さんの中に、求める「日本語力」があります。

これは、英語を学ぶ日本人にとっても同じことが言えます。

千差万別、十人十色。
「日本語学習者」といっても、その中身はひとそれぞれです。

では、日本語講師は、それらの学習者さんたちのニーズに全て答えなければならないのか?
勿論、そんなスーパー日本語講師になれれば素晴らしいですが、現実的に考えれば難しいでしょう。

学習者さんたちが様々であるように、講師だって色々で構わないでしょう。

で、あるならば。
自分の特色というか得意分野をまずは一つ身につけることで、自分なりのカラーを出していけるハズです。

当初僕は、「元パチプロ」でその色を出そうとしましたが、コレにはやはり無理がありました。
そもそもパチンコの認知度が海外の方には低かったですし、説明する際にはどうしても特殊な専門用語が出てきますので、レッスンを提供出来る方が限られてしまいます。

 

目標が明確

 

そこで目をつけたのが、「JLPT対策」です。

日本語学習者さんの中に、JLPT対策に対する需要があることがHiNativeの配信を通じて知ったのは、以前に書いた通りです。

では、JLPT対策の何が良いのか?

まず一つは、

「目標が明確である」ことです。

JLPT対策の勉強をする目的は、間違いなく、「受験する級に合格すること」です。
自らの日本語力を試す意味や、資格を取ることが好きな方もいらっしゃると思いますが、恐らくは少数派でしょう。

学習者さんの目的がハッキリしていることは、教える講師にとって、とてもありがたいことだと思っています。

学習者さんと講師の目指す位置が、大きくかけ離れることはあまりないでしょう。

「試験に合格」する。

この一点に向けて双方が邁進できるのは、学習を進めていくうえでかなり良い環境だと考えています。

 

期日が決まっている

 

二つ目に良いなと感じているのが、

「期日が決まっている」ことです。

JLPT対策の勉強をする場合、基本的には次の受験日に向けて勉強していくことになります。
その為、目標達成の期日が自動的に決まります。

資格試験に対して批判的な意見も耳にしますが、僕は資格試験は良いものだと思っています。
その一番の理由が、「目標達成の期日が決まること」です。

何か目指すものがある場合、期日が決まっていることで達成率が高くなると考えています。
しかもテストなどの場合、〇月〇日と、完全に期日が決まります。

ゆるぎない期日が決まるということは、その日までに何が必要かが決まるということです。
逆算して、「今何をすべきか?」が明確にしやすくなります。

それは、目の前の勉強はどこに繋がっているかが分かりやすくなることに通じます。
そうなれば、自分が今勉強していることが、「何をやってるんだろ?」というモチベーション低下を抑えることにもなります(勿論、モチベーションが下がらないとは言いませんが)

言語学習において、資格試験対策の勉強をすることは、存外悪くない選択だと考えています。

 

他にもある

 

ここまでは全体的なメリットについて考えてきました。
僕は、JLPT対策に勉強を行うことによるメリットは、他にもあると考えています。

それは他ならぬ、講師としての僕自身のスキルアップについてです。

つづく

 

 

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