おはようございます!学猿(gakuzaru・がくざる)です。
今日も新しい大阪弁を覚えていきましょう!
前回のことば↓
ぼちぼち(BOCHI-BOCHI)
今日の大阪弁は、
「ぼちぼち」
です。
いまさらの登場ですが、これぞ「THE大阪弁」の代表とも言える言葉です。
TVなどでも耳にする言葉ですし、「大阪弁の定番の挨拶」として紹介されることも多い言葉です。
意味(meaning)
大阪弁の「ぼちぼち」は、
「まぁまぁ」
「まずまず」
「悪くないよ」
という意味で使われます。
英語だと、Not badがニュアンスとしは近いですね。
例(example)
では、例文にいきましょう。
A.「もうかりまっか?」(儲かっていますか?)
B.「ぼちぼちでんな」(まぁまぁだよ)
「まいど!」・「おおきに」と合わせて、これぞ大阪弁の代名詞として使われるやり取りです。
ですが、実際に大阪人が頻繁(ひんぱん)に使うかと聞かれると・・・ほとんど使いません。
「ぼちぼち」という言葉自体は使うのですが、「もうかりまっか?」は一般的に使いません。
この「もうかりまっか?」には、「仕事はどう?」「お仕事は順調ですか?」という意味があります。
商売の町と言われる大阪ならではのやり取りです。
昔はよく使っていたのでしょうが、今はそれほど使うことはありません。
「もうかりまっか?」ではなく例2の使い方なら、よく使います。
A.「最近どない?」(最近の調子はどう?)
B.「ぼちぼちやな」(まぁまぁだね)
こちらは割と使います。
まさに、「How are you」「Not bad」そのままの使い方です。
本当に調子を聞いている訳ではなく、軽い挨拶(あいさつ)として使います。
A.「病気やって聞いたけど、どないや?」(病気だと聞いたんだけど、身体の具合はどう?)
B.「ぼちぼちやで」(悪くないよ)
病気だけでなく、ケガの具合などを聞かれた時に使います。
体調以外にも、何かを作っている時や仕事をしている時などに、「どう?順調(じゅんちょう)に進んでいる?」という意味で「どない?」と聞かれた時にも、「ぼちぼち」と答える時もあります。
ちなみに、体調の良し悪しや、仕事の進み具合で、良い方を100%とした場合、
「ぼちぼちやな」なら、60~80%ぐらい
「ぼちぼちかな?」なら、30~50%ぐらいの感覚で答えています。
かなり微妙(びみょう)なニュアンスですし、大阪人も感覚で使っていますので、そこまで気にしなくても良いのですが、「やな」と「かな」の違いが気になる人もいらっしゃると思うので、先に答えておきますね。
まとめ
「ぼちぼち」はとても良く使います。
それこそ、毎日使うかもしれません。
程度を表す言葉なので、それも当然かもしれませんね。
とても大阪弁らしい言葉ですので、大阪人と話す時は、どんどん使ってみて下さい!
ではまた次回、別のことばを勉強しましょう!