おはようございます!学猿です。
前回は、他店で起きたパワハラ問題を機に、社内調査が行われるところまでを書きました。
今回はその続きです。
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一計を案じる
社内の聞き取り調査の担当である二人の部長は、僕にとって全く信用できない人物でした。
普通に話しても、もみ消されるか、捻じ曲げられるか、無視されるかのいずれかだと思いました。
それは、彼らの過去の言動&行動から容易に想像出来ました。
勿論、実際にどうなるかは分かりませんが、僕は自分自身が納得のいく形で今回の聞き取り調査に臨みたいと考えていました。
そこで僕は一計を案じました。
その案とは、
「東京本社の役員の方に、直接事実を伝える」
というものでした。
信用できない人間が間に入るからダメなのですから、
「直接話してしまえっ!」
という、シンプルな発想です。
ですが、本当にそんな事が可能なのか?
作戦内容
僕の作戦はこうです。
①僕が髪の毛を染めさせられるまでの経緯を文章にまとめ、東京本社の役員の方にメールする
②送信相手は東京の営業本部長
③送信タイミングは、僕の面談直前
東京本社の営業本部長に、これまでの経緯を自分で書いた文章を読んで貰いうことで、正確に伝える作戦です。
幸いにも、僕は大阪本社勤務時代にこの営業本部長と面識があります。
本部長も、僕と言う人間を少なからず知って下さっていました。
そして何より、一緒にお仕事をさせて頂いた中で、僕が最も信頼できる方だと思っていたのが、東京の営業本部長でした。
この方に自分の言葉で伝えた結果、やはり僕の言っていることがただのわがままで勝手な言い分だと言われるのであれば、仕方ないと思いました。
送信タイミングを僕の面談の直前にしたのは、あまり早くにメールをしてしまうと、面談自体が流れたり、何らかの影響が出ると考えたからです。
また、面談後にしなかったのは、「後だしジャンケン」にならないようにする為です。
「これまでの経緯、僕の考え・気持ちはこうです!」
と、先に本部長に知っておいて貰うことで、両部長からの報告内容とすり合わせ貰おうと考えました。
臨戦態勢
この作戦に協力者はいりません。
全て一人で完結できます。
但し組織で働いている以上、いくら面識があるとは言え、一般社員が一足飛びに役員の方にメールを送り付けるのには問題があると考える人もいるでしょう。
そのことを後から咎めてくる人もいるかもしれません。
ひょっとしたら、受け取った本部長から叱責される可能性もあります。
特に面談を担当する両部長は、気持ち的には面白くないはずです。
怒りを買う恐れや、何らかの嫌がらせを受ける可能性も否定できません(実際には嫌がらせなどはないと予想していました。理由は彼らの人間性を完全に読み切っている自信があったからです)
場合によっては、僕は会社に残れない可能性もあったでしょう。
ですが、この時の僕は完全に臨戦態勢に入っていました。
2年半我慢してきた負の感情が、僕の行動のエネルギーとなって、僕を突き動かしていました。
つづく