前回まで、日本国民の認知度ナンバーワンだと思われる宝くじについて、僕なりの目線で解説してみました。

 

 

いかがだったでしょうか?
知らない言葉が出てきて難しかったでしょうか?

その存在を知っている宝くじのことでさえあまりよく分かっていないのに、株をはじめとする投資のことなんて・・・
とお思いの方も多いかもしれません。

でも大丈夫です。
入口が少し複雑に見えるだけで、ポイントさえつかんでおけば、後から知識を増やしていけば問題ありません。

今回は少し元に戻って、何故このシリーズを書き始めるに至ったのかについて、詳しく述べておこうと思います。

 

そもそも

 

そもそもこのシリーズは、投資や投機に対して、「自分で考えて結論を出せるようになる」ことを目的にしています。

やらないのであればやらない理由を。
やるのであればやる理由を。

それぞれ「感覚ではなく」、しっかり論理的に合理的に明確に結論が出せるようになる人を一人でも多く増やすことが目的です。

もし「やる」のであれば、何故その対象を選んでいるのか?も明確に答えられるようになって貰います。

このシリーズのポイントは、「コレをやれば儲かる!」と言った話ではなく、全くその逆で、「詐欺及び詐欺まがいの話に騙されないようにする」ことが主な目的です。

この世の中には、人を騙してお金を儲けようとする悪い人間が一定数います。
そして彼らは巧妙に近づき、狡猾に人を騙していきます。

「だから私は投資なんて絶対にしない!」
「儲け話になんて何があっても乗らない!」

そう思っている方も沢山いらっしゃるでしょう。

それぐらいディフェンスを固めている方なら大丈夫・・・とはなりません。

詐欺や詐欺まがいの被害に遭ってしまう方は、全てが投資や投機、ギャンブルが好きな方たちばかりでしょうか?
答えはNOです。

勿論、そのような趣向がある方が被害に遭うこともありますが、上記したように、「投資や投機、ギャンブルは一切しない!」と言っている方が被害に遭う場合も珍しくありません。

 

身近な人

 

何故、「儲け話には絶対に関わらない!」と決めている人が被害に遭ってしまうのか?
それはその話を持ってくる人が、身近な人の場合があるからです。

友人知人のみならず、時には会社の同僚や上司、もっと近くであれば親戚や兄弟、恋人なんてパターンもあります。
これらの近しい人たちが、貴方を騙そうとするのでしょうか?

その答えもほぼNOです。

そういった話を貴方に持ってくる人たちは、本当に儲かると思っている場合がほとんどでしょう。
そして、貴方にも「良かれ」と思って話しをしに来ています。

話しをしている本人は完全に信じているので、貴方を騙す気持ちなんてありません。
逆に、良い話を持ってきたと思ってさえいます。
貴方に話している目の前の親しい人間は、貴方を騙そうとしていないのです。

ですが、その目の前の親しい人に話を持ってきた人はどうでしょうか?
その人間も貴方が知っている人だとしても、そのもう一つ向こうにいる人はどうでしょうか?

話を持ってきた「人」は勿論大切な判断要素なのですが、どんなに親しい間柄だと言っても、その人が騙されていてはどうしようもありません。

 

感情ではなく、理

 

「いや、私はどんなに親しい人間が持ってきた話でも、投資話(儲け話)には一切関わりません!」

と仰る方もいらっしゃるでしょうが、イメージしてみて下さい。
貴方と本当に親しい間柄の人間が、自分のみならず、貴方のことも思って持ってきた話を、無下に扱うことが本当に出来ますか?

相手の話もよく聞かずに、「自分は一切関わらないと決めているから」と、強く否定することが出来ますか?

恐らく、出来る人もいらっしゃるでしょうが、相手との人間関係を考えて、「話を聞くだけなら・・」と少し気を許してしまう方が多いのではないでしょうか。

もし仮に強い気持ちを持って断ることが出来たとしても、その話を持ってきた親しい人間は、最終的に騙されて多くの金銭を失う可能性があります。

「自業自得」

そう言ってしまえばそれまでですが、人間関係が近ければ近いほど、貴方にも色々なダメージが残ってしまう可能性が高まります。

このような状況を迎えることは、決して珍しいことではありません。

ではどうすれば良いのか?

正しい知識を持った上で、合理的に判断出来るようになるのが一番の対応策だと僕は考えます。

話を持ってきた人に対しても、感情ではなく理を持って話すことが、人間関係を崩さない、良い向き合い方だと僕は思います。

次回は、僕の実体験を交えて、続きを話したいと思います。

つづく

 

 

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