おはようございます!学猿です。
前回は、自身の今後の日本語講師の道の一つとして、
「JLPT(日本語能力試験)対策のレッスンを提供する」
というのはどうか?と考えていると書きました。
今回は、そのきっかけについてです。
目指すべき資格
前回の記事の最後に、JLPT対策のレッスンを提供出来ないか?と考えたきっかけは、
「HiNativeでのLIVE配信だった」
と書きましたが、コレはそのままで、HiNativeでLIVE配信していく中でそのような気持ちになりました。
LIVE配信には色々な方がいらっしゃいます。
国籍も様々です。
中には、何度も足を運んで下さるリスナーさんもいらっしゃいます。
そのリスナーさん達と話していると、よくJLPTの話題になります。
「今N3です」
「N2は難しすぎます」
「今度N1に挑戦しますっ!」
などなど。
JLPT自体には否定的な意見も見られますが、海外の人にとっては、目指すべき資格の一つとしてかなり浸透しています。
僕がJLPTの存在を知ったのは、職業訓練で通った日本語講師養成科時代でした。
それまで、そんな試験があることも知りませんでした。
そして知った後も、どの程度海外の方に認知され、目指されているのかも分かりませんでした。
職業訓練コースに通っていた時は、
「何でアルファベットと日本語どっちもあんねんっ!」
「どっちか片っぽでエエやないかっ!」
「覚えんの面倒くさいねんっ!」
程度にしか思っていませんでした(苦笑)
たかが資格、されど資格
LIVE配信を通じて世界の日本語学習者さん達とお話する機会が増えたことで、海外の日本語学習さん達にとってJLPTが重要な位置づけであることを知りました。
JLPTのレベルは、N1~N5まで5段階あります。
一番レベルが高いのがN1。
最も初心者レベルとなるのがN5です。
そして、高いレベルに合格していることで、進学や就職が有利になる場合があります。
そもそも、応募資格に「N2合格以上」という場合すらあるようです。
JLPTはあくまで資格試験であり、その学習者さんの日本語力全てを測れるものではありません。
ですが、企業や学校がこの試験の結果を選考理由や受験資格にしている以上、日本での進学や就職を希望している方にとっては最重要ポイントです。
それだけで全てが分かる訳ではないが、ある一定の語学力を測ることが出来る。
それが語学系資格試験の立ち位置でしょうか。
この辺りは、日本国内においてのTOEICや英検と同じです。
たかが試験、されど試験
たかが資格、されど資格
なのでしょう。
JLPTは2025年からCEFR対応となるようです。
世界基準に照らし合わせることが出来るようになれば、益々その必要性が高まってくるかもしれません。
お手伝いがしたい
JLPTの現在の立ち位置が分かった時、僕は、
「この勉強をしている方たちのお手伝いがしたい」
と、思いました。
勿論、僕以外にも沢山の優秀な日本語講師の方々が、既にその対策を打ち出され、多くの有益な情報を発信されていることだとは思います。
それでも現に、僕の目の前にJLPTの新たな段階に向けて頑張っている学習者さんがいらっしゃるのです。
その中で、僕がJLPTのことを知らないばかりに、有効なアドバイスが出来ないことがあります。
コレは、せっかくの出会いがあったのに、勿体ないし申し訳ない。
配信の中で全般的な日本語に対する質問に答えることで、学習者さんたちのお手伝いになることはできますが、資格試験はまた別の要素が必要になってきます。
日頃のLIVE配信を通じて、そのように考えるようになりました。
そして、このJLPT対策のレッスンが行えるようになることは、僕の日本語講師としての道にとって、一筋の光となると考えています。
つづく