おはようございます!学猿です。

ここまで、投資や投機を行う際に最も根幹となる知識、「期待値」「大数の法則」について長々と説明してきました。

僕はこの二つの知識が、全ての投資や投機を行う上で共通される、最重要ポイントだと考えています。

そしてそれ以上に、投資や投機を「行うため」だけではなく、怪しい投資話や、詐欺まがいの話に騙されない為にも必要な、必須の知識だと思っています。

前回までの内容を理解出来た方は、お金を守る為の大切な考え方の一つを習得出来ました。
これは、自分自身のみならず、身近な人を守る為にも役立つ大事な考え方です。
しっかり身につけて、周りの人が変な話に騙されそうな時には、是非助けてあげて下さい。

「まだよく分からないよ」という方は、何度も何度も、腑に落ちるまで読み返して下さい。

さて、基礎の基礎を身につけた今回からは、少しテクニカルな話に入っていきます。

と言っても、まずは大きな枠組みから理解する必要があるので、まずはそこからやっていきましょう!

 

ゲームの仕組みを理解する

 

期待値と大数の法則の考え方を理解された方が次にチャレンジして頂きたいのは、

「ゲームの仕組みを理解する」

です。

意味としては文字通り、「自分が参加しようとしているゲームのルールを理解しましょう」ということです。

但し、細かなルールではなく、大きな枠組みから始めていきます。

少し分かりにくいと思いますので、例をあげながら説明していきます。

 

個別株の場合

 

投資と聞いて真っ先に思いつくのは、多くの人にとっては「株」だと思います。
更に細分化すると、多くの方は「個別株」をイメージされるでしょう。

TOYOTAの株を買って、後にそれを売る。
SONYの株を買って、後にそれを売る。

みたいな感じです。

例えばこの個別株であれば、どうすれば利益が出るでしょうか?

そうですね。
買った時の価格より、売る時の価格の方が高くなっていれば、その差額が利益となり儲かりますね(手数料は一旦無視して下さい)

ではどうすれば自分の買った株が、自分が買った後に値上がりするのでしょうか?

それは、自分が買った後に、他の人もその株を買った時(買おうと思った時)ですよね。
需要と供給のバランスとして、欲しい人がより多くなれば物の価格は上がります。

細かい点を抜きにすると、個別株の場合、安く買って高く売ることで利益が出るゲームです。

そしてその価格は、市場と呼ばれる参加してるユーザー達の動向によって左右されます。

色々とすっ飛ばしている点はありますが、大まかにはこういった仕組みです。

 

パチンコ・パチスロの場合

 

では次に、ギャンブルの中でもメジャーであり、僕が得意だったパチンコ、パチスロについて考えてみます。

パチンコ、パチスロはお店から玉orコインを借りて遊技を行い、その結果取得した玉orメダルが借りた時よりも増えていれば勝ち。

すなわち、儲けが出ることになります(換金ギャップは一旦度外視して下さい)

この時、パチンコ、パチスロの遊技結果は、当然ですが他の参加者は関係していません。
言い方を変えると、他のお客さんは全く関係ない存在です

関係するのは自分の選んだ台の釘調整や設定と、あとは確率によるブレだけです。

投資と博打を比べているので当然ですが、個別株とパチンコ、パチスロでは、ゲームの内容が全く異なります。

 

競馬の場合

 

投資と博打を比べるのは無理筋かもしれませんので、次は博打と博打で比べてみましょう。

いわゆる公営ギャンブルと呼ばれる中で最も有名なのは競馬でしょう。

では、競馬はどうすれば儲かるのでしょうか?

「そんなもん、当たれば儲かるに決まってるやんけっ!」

と、瞬時に答えた方、本当ですか?本当に馬券が当たれば儲かりますか?

答えはNOです。

正解は、

「購入した馬券以上の払い出しがあれば儲かる」

です。

例えば、一点100円で十点馬券を買うと、馬券の購入金額は1,000円です。
この時、当たった買い目のオッズが9倍だと、払い戻しは900円です。

この場合、馬券は当たっていますが損をしています。

なので「当たるだけ」では儲けが出ないことがあるのです。

ではその大切なオッズを決めているのは何でしょうか?

・・・ここからはかなり専門的な話になるので、また後日にします。

全体的なイメージだけ掴んでおいて下さい。

 

今日のまとめ

 

今日の話も少し難しかったかもしれません。

僕が出した例も、分かりずらかったかもしれません。
皆さんに今日抑えておいて欲しいポイントは、

「参加するゲームによって、ルールは全く異なる」

ということです。

次回は、大多数の人がその存在を知っている「宝くじ」を例にして、より深く理解を深めていきます。

つづく

 

 

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