おはようございます!学猿です。
前回から、以前経験した、N1受験者へのレッスン内容を綴っています。
今回はその続きです。
レッスン内容
Pさんとのレッスンは、大体週に一度程度。
「毎週〇曜日の□時から」と決まっている訳ではなく、レッスンが終わってしばらくすると、Pさんからリクエストを頂く。
そんな感じで進んでいきました。
そして肝心のレッスン内容ですが、これは、Pさんからのご希望に沿った形で行いました。
「語彙や聴解は独学でレベルを上げることが出来るので、文法・読解をメインにしたい」
「問題文は僕が持っているものを共有して欲しい」
「僕(Pさん)が問題文を読み上げて、その後答える」
「正解不正解よりも、何故その答えになるのか?何故その答えではダメなのか?を教えて欲しい」
これが、Pさんからのレッスン内容に対するリクエストでした。
当然ながら僕に異論は全くありません。
本当であれば、「N1に合格したいならこうした方が良い、あぁした方が良い」と、アドバイス出来れば良かったのですが、如何せん僕にはJLPT対策を指導した経験がありません。
この当時は、試験内容すらほとんど分からない状態でした。
ですので、Pさんからのリクエスに全力で答える!
ただその一点に注力することにしました。
例題
とは言え、全く何の準備もせずレッスンを迎えるのも怖かったので、公式サイトで例題は確認しました。
感想は、「・・・結構難しいね」でした。
これは、「日本人が解くとしても結構難しいのね」という感想です。
別でも書きましたが、日本人だからと言って、全員が満点を取れる問題ではないと思いました。
例題を確認してみても、具体的な準備は何一つ出来ないまま、最初のレッスンを迎えました。
初回
初回レッスン当日。
レッスン開始20分ほど前にPさんから、
「今日のレッスンで使う資料です」
と、PDFファイルが送られてきました。
そのままでも使えるのですが、念のためプリントして、急いで問題に目を通しました。
ですが問題文が長く、読むだけで一苦労です。
しかも、僕が確認していた例題より更に難しい・・・
事前にある程度予想をつけて、解説に使えそうな例文や画像を探そうと思いましたが、到底時間が足りませんでした。
Pさんには少し申し訳なかったのですが、ノープランのぶっつけ本番でレッスンに挑みました。
答えがない
「文法・読解メイン」という話でしたが、一番最初は漢字を中心とした語彙からスタートでした。
問題文も短く、Pさんの正答率も高いので、この辺はリズム良く進んでいきました。
しかし始まってすぐにあることに気が付きました。
それは、
「答えがない」
ことでした。
Pさんから送られてきた資料には、「問題文」だけしかありませんでした。
その為、確認する答えが手元にはありません。
数枚ある問題文の1枚目と2枚目をザッと見た感じでは、答えが分からないものはありませんでしたが、若干不安です。
「分からない問題が出てきたらどうしよう・・・」
一抹の不安を抱えながら授業を進めていきました。
つづく