おはようございます!学猿です。
前回は、ちょっとした愚痴や不満を日常的に口にすることが、自分自身へのストレスになっていると書きました。
今回からは、僕のその悪癖が激減したある出来事について書いていきます。
数年前
そのある出来事は、今から数年前、僕がまだ前職のパチンコ店で働いている時に起こりました。
以前もこのブログに書いたのですが、僕は前職でパチンコ店の「本社」に勤めていました。
本社にはいわゆる、総務や経理といった事務的な仕事を行う部署があり、その中に営業部という、パチンコ店の営業をサポートする部署がありました。
僕はその営業部で、主に営業マンからの営業を受ける窓口としての対応や、事務作業を行っていました。
そこから、会社の規模が縮小するタイミングで、営業所(いわゆるパチンコ屋さんの店員さん)への異動となりました。
そのタイミングで、会社を辞めたかったけれど辞められない現実に直面し、英語学習を始めたのは以前書いた通りです。
髪を染めてこい
この異動のタイミングで、ある出来事が起こりました。
それは、新たな所属先の長となるエリアマネージャーとの面談の際に、僕の容姿に対する命令が出たのです。
具体的には、
「髪を染めてこい」
です。
僕のカフェトークのプロフィール写真や、youtube動画をご覧頂いた方ならご存じでしょうが、僕の髪はほぼ真っ白です。
年齢を考えるとかなり早い段階で白髪になってしまっていますが、体質?なのか分かりませんが既に真っ白です。
それは数年前も変わらず、この人事異動の際も僕の髪はかなり白くなっていました。
本社勤務時は髪の毛を染めることなく、いわゆる地毛で勤務していました。
それで何の問題もなかったからです。
ですがこの時のエリアマネージャーは、僕に髪を染めることを命令してきました。
「打診」とかではなく、「命令」です。
だって髪を黒く染めてこないと、「仕事はさせない」「現場には出さない」とハッキリ言われたのですから。
この時、僕はかなり抵抗しました。
何故なら、髪の色は自分自身でコントロール出来るものではなく、自然なものだからです。
今なら人それぞれの考え方や価値観があると思うので、一概に自分の言い分だけが正しいとは思いませんが、この時はかなり怒りに満ち溢れていました。
僕は、白髪を染めなければ仕事をさせないということは、差別だと感じました。
極端かもしれませんが、
・髪が薄い人には植毛やカツラを被らせる
・目の色が青い人にはカラーコンタクトをつけさせる
・肌の色が黄色でない人にはファンデーションを塗らせる
・背が低い人にはシークレットシューズを履かせる
などと、なんら変わらない差別だと思いました。
勿論、髪を染めるという行動自体は一般的で、特殊な行為ではないことは認識していますが、他人が、ましてや上司にあたる人間が、仕事をさせる・させないの判断基準として、染毛を強制することは、差別以外の何ものでもないと感じました。
それに輪をかけて僕の怒りを増幅させたのが、この時のエリアマネージャーが言った、白髪を染めなくてはならない理由が、
「みっともないから(身だしなみがなってないから)」
「誰がエリアマネージャーか分からなくなるから(このエリアマネージャーは、僕の5~6歳年下)」
だったことです。
よく殴りかからなかったなと思います。
実際には、このエリアマネージャーの話を聞きながら拳を固く握っていました。
見た目がみっともないと言われ、誰がエリアマネージャーか分からなくなるんなんて勝手な理屈を並べられ、僕の怒りはMAXギリギリのところまできていました。
ですが、本社からの異動の際に、会社を辞められない現実を感じていた僕にはブレーキがかかっていました。
今思えばこのブレーキは助かりました。
ここでエリアマネージャー相手に暴れたところで、良いことなんて何もなかったでしょうから・・・
つづく