おはようございます!学猿です。
前回は、新しく国家資格となった「登録日本語教員」について、大前提として資格なくとも日本語教師としの活動は可能だという点について書きました。
今回は、登録日本語教員資格が何故誕生したか?についてです。
前回の記事↓
何故国家資格を作ったのか?
国家資格を持たなくても日本語教師として活動が出来るのであれば、何故わざわざ国家資格を作ったのでしょうか?
この点については、文化庁の発表を確認して頂ければ・・・と言いたいところですが、その点もかみ砕いて説明出来なければ、このブログをご覧頂く意味があまりありません。
お上の考えを読み切っているとは言えませんが、僕なりの解釈をお伝えすると、
・今後日本はますます少子高齢化が進む
・その為、労働力の低下は免れない
・足りなくなる労働力を海外から受け入れることで補おう
・それも移民ではなく、長く日本で働いてくれる可能性の高い、若い留学生を多く受け入れていこう
・でも日本で働くのであれば、日本語の習得は必須
・今後数多く来日するであろう留学生たちに、国が求める指導水準を持った日本語教員を確保しなくてはならない
・今までは民間に任せてきたけれど、今後は国として教員の質と量を確保&管理していこう
・国家資格を作ろう
以上がざっくりしておりますが、僕の考える日本語教員国家資格誕生のベースとなる考えだと思っています。
腑に落ちる
上記した僕の解釈が正しいと仮定すれば、前回お伝えした、
「お上が認定した日本語学校で日本語を教える(≒留学生に日本語を教える)には、国家資格の取得が必要」
また逆に、
「お上が認定した日本語学校以外で日本語を教える場合、資格は不要」
という決まりが腑に落ちます。
ですので、登録日本語教員の資格を取得するorしないを考える際には、この点を考慮して決めると良いでしょう。
要?不要?
では、留学生に日本語を教える予定や考えがない人は、登録日本語教員の資格を取る必要はないのでしょう?
個人的な考えとして、その答えは、
「否」
です。
僕個人としては、もし取るか取らないかで迷っているのであれば、取っておいた方が良いと考えています。
勿論、資格取得には費用も時間もかかります。
人それぞれ状況も違うので、何でもかんでも資格取得に全力投球すべきだとは思いません。
ですが、日本語を教えることを仕事にしようと考えており、かつ、金銭的条件や時間的な条件が許す環境であるのであれば、資格取得を前向きに検討する価値はあると考えています。
次回は、何故そう考えるかについて書きます。
今日のまとめ
・今後日本は、労働力確保のため留学生を多く受け入れる(はず)
・国として教員の質と量を確保&管理したい(はず)
・物理的条件が許すのであれば、資格取得を前向きに検討する価値はある
※このブログ記事は、学猿が調べて汲み取った内容及び、個人的見解が含まれています
正確な情報を知りたい方は、必ず一次情報である文化庁の発表内容を確認して下さい