おはようございます!学猿です。
日本語って発音の種類が少ない為、同じ音の言葉がたくさんあると言われています。
我々日本人でも「あれ?どっちだっけ?」と思う場面も多々ありますよね(学猿はめちゃくちゃあります!)
日本語ネイティブでもそうなのですから、日本語を学習して下さる外国の方にとっては、とても大変だと思います。
ですので、外国の方に間違った使い方を教えない為にも、自分自身がしっかり学んでいかなければなりません。
第四弾となる今日は、「たいせい」について。
大勢
◆意味 「ものごとや世の中の、おおまかななりゆき」・「大きな権勢・強い勢力」
◆例文
試合の大勢が決まった
今回のスキャンダルが、政局の大勢に影響を及ぼす
◆説明するなら
どちらが強いか弱いか、有利か不利か、勢いがあるかないか
物事の流れ、傾向
体制
◆意味 「あるまとまった働きをする社会(会社)の仕組み」
◆例文
チームの体制を一新する
会社の体制を立て直す
◆説明するなら
大勢と違い、少人数や個人で考えて作ることが出来る
「体制が整う」→組織化されるイメージなら伝わりやすいかな?
体勢
◆意味 「体の構え、姿勢」
◆例文
体勢を崩す
着地の体勢に入る
有利な体勢になる
◆説明するなら
体のバランスや構えについて使う
ジェスチャーなどを使えば、シンプルに伝わるはず
態勢
◆意味 「身構え、準備」
◆例文
受け入れの態勢を整える
24時間警備の態勢を整える
態勢を強化する
◆説明するなら
「準備を整えておく」が、伝わりやすい表現だろうか
同じ「構える」にしても、「体勢」は体にのみ使う
「態勢」は、そのものごとに対する構え、準備
「体制」は、整った状態、秩序立った仕組みの意に重点
まとめ
個人的に強引にまとめると、
大勢→おおまかな成り行き
体制→組織だった仕組み
体勢→体の構え、姿勢
態勢→準備を整えておくこと
で、どうだろうか。
注意点
意味や例文が間違っている可能性もあります。
「説明するなら」は、僕が、自分が誰かに「説明するなら」と考えたものですので、コレが正解だとは思わないで下さい。
今回の記事は、下記書籍を参考に書いています。
まんがが多く、とても読みやすく、分かりやすい本です。